佐野徹夜
表示
佐野 徹夜(さの てつや、1987年1月23日 - )は、日本の小説家。京都府出身[1]。
経歴
[編集]同志社大学文学部卒業。大学を卒業後は会社に勤める。しかし、小説を完成させるため、退職をしたということを小説のあとがきで語っている。2016年10月、投稿作『君は月夜に光り輝く』が第23回電撃小説大賞で大賞に選出され、改稿した同作でメディアワークス文庫からデビューした。『君は月夜に光り輝く』の前にも電撃小説大賞に応募したが、落選。その作品を大幅に改稿した作品が『さよなら世界の終わり』。
『君は月夜に光り輝く』は装丁を担当したloundrawの人気もあり2018年12月時点で累計発行部数30万部を突破[2]。月川翔監督、永野芽郁と北村匠海のW主演で2019年3月15日に同名タイトルの実写版映画の公開が決定している[2]。また、月刊誌『ダ・ヴィンチ』では、漫画版が連載され、佐野の大学時代の友人のマツセダイチが作画を担当している。ペンネームの由来については「よく徹夜することから」と語っている[1]。
受賞・候補歴
[編集]作品リスト
[編集]単行本
[編集]- 『君は月夜に光り輝く』(メディアワークス文庫、2017年2月25日)
- 『この世界にiをこめて』(メディアワークス文庫、2017年10月25日)
- 『アオハル・ポイント』(メディアワークス文庫、2018年10月25日)
- 『君は月夜に光り輝く +Fragments』(メディアワークス文庫、2019年2月23日)
- 『さよなら世界の終わり』(新潮文庫nex、2020年5月28日)
- 『透明になれなかった僕たちのために』(河出書房新社、2023年11月9日)
雑誌・Web掲載作品
[編集]- 小説作品
- 「君は月夜に光り輝く 俺の初恋の亡霊」(『電撃文庫MAGAZINE』2017年5月号 掲載)
- 「もし、キミと」(『電撃文庫MAGAZINE』2017年9月号 掲載)
- 「この世界にiをこめて 試し読み特別版」(『電撃文庫MAGAZINE』2017年11月号 掲載)
- 「君の背中をいつも見てた」(『電撃文庫MAGAZINE』2018年1月号 掲載)
- 「君は月夜に光り輝く 「渡良瀬まみずの黒歴史ノート」」(『電撃文庫MAGAZINE』2018年3月号 掲載)
- 「この世界にiをこめて 「地獄荘の住人たち」」(『電撃文庫MAGAZINE』2018年3月号 掲載)
- 「透明になれなかった僕たちのために」」(『文藝』2019年2月号 掲載)
- エッセイ等
- 「小説がなかったら死んでいた」(『公募ガイド』2017年3月号 掲載)
- 「僕と誰かの高校生活 弓月さんに読まれたい」(『電撃文庫MAGAZINE』2017年7月号 掲載)
- 「僕と誰かの高校生活 自分より頭のいい奴」(『電撃文庫MAGAZINE』2017年9月号 掲載)
- 「クローズアップインタビュー 佐野徹夜」(『電撃文庫MAGAZINE』2017年11月号 掲載)
- 「僕と誰かの高校生活 彼女が妖精だった頃、僕はいつも道化師だった」(『電撃文庫MAGAZINE』2017年11月号 掲載)
- 「僕と誰かの高校生活 咳をしても一人」(『電撃文庫MAGAZINE』2018年1月号 掲載)
- 「僕と誰かの高校生活 Don't trust over 30」(『電撃文庫MAGAZINE』2018年3月号 掲載)
- 「僕と誰かの高校生活 未来にさよなら」(『電撃文庫MAGAZINE』2018年5月号 掲載)
- 「僕は小説が好きだ」(『波』2020年6月号 掲載)
- 漫画原作
- 「一年に一度しか会えない君の話。」(作画:伊緒直道、『comicHOWL』2023年5月10日 - 連載中)
- アニメ原案
- 「僕らの雨いろプロトコル」(2023年10月 - 、テレビ朝日) - 佐野主催の創作チーム「兀兀」として
脚注
[編集]- ^ a b 『君は月夜に光り輝く』(メディアワークス文庫、2017年)著者近影より。
- ^ a b “『君は月夜に光り輝く』永野芽郁×北村匠海で映画化、余命ゼロの少女と彼女の願いを“代行”する少年の純愛”. ファッションプレス. (2018年12月6日) 2018年12月12日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 佐野徹夜 (@dame_murahito) - X(旧Twitter)