佐野延勝
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佐野 延勝(さの のぶかつ、1849年9月3日(嘉永2年7月17日) - 1915年6月3日)は、日本の陸軍軍人、政治家、華族。最終階級は陸軍中将。貴族院議員、男爵。旧姓・松村。
経歴
[編集]本籍静岡県。江戸で幕臣の家に生れる。陸軍兵学寮青年学舎を修了し、明治4年(1871年)、陸軍少尉任官。騎兵第1大隊長、東京鎮台騎兵隊長などを歴任し、征討軍団参謀として西南戦争に出征。
1880年(明治13年)4月、陸軍省軍馬局長に就任。1886年(明治19年)3月、騎兵大佐に昇進し騎兵局長となる。1887年(明治20年)6月、騎兵監に発令され、1891年(明治24年)6月、陸軍少将に進級し日清戦争を迎えた。
1896年(明治29年)12月3日、その功績により男爵の爵位を授爵し華族となった。1898年(明治31年)1月、待命となり、同年2月、陸軍中将に進むと同時に予備役に編入。1907年(明治40年)4月1日、後備役となる[1]。
1904年(明治37年)7月10日[2]から1911年(明治44年)7月9日まで貴族院男爵議員に1期在任した[3]。墓所は台東区安立寺。
栄典
[編集]- 位階
- 勲章等
- 1885年(明治18年)11月19日 - 勲三等旭日中綬章[6]
- 1889年(明治22年)11月29日 - 大日本帝国憲法発布記念章[7]
- 1895年(明治28年)
- 8月20日 - 勲二等瑞宝章[8]
- 11月18日 - 明治二十七八年従軍記章[9]
- 1896年(明治29年)12月3日 - 男爵[10]
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、貴族院事務局、1947年。
- 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。
- 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
- 福川秀樹『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。
日本の爵位 | ||
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先代 叙爵 |
男爵 佐野(延勝)家初代 1896年 - 1915年 |
次代 佐野智勝 |