佐藤進 (経済学者)
表示
佐藤 進(さとう すすむ、1926年1月1日 - 1998年3月1日)は、日本の経済学者。新潟大学名誉教授。専門は、財政学、地方財政論。東京都生まれ。勲二等瑞宝章受章。
東京都行財政調査会専門委員、税制調査会専門委員、特別区政調査会委員、外務公務員採用上級職試験委員、東京都市政調査会藤田賞選考委員などを歴任。
経歴
[編集]- 1926年1月1日:東京府豊多摩郡中野町(現・東京都中野区)生まれ
- 1938年4月:東京市桃園第三尋常小学校卒業
- 1942年3月:東京府立第六中学校(現・東京都立新宿高等学校)4年修了
- 1942年4月:東京高等学校文科乙類入学
- 1944年9月:東京高等学校卒業
- 1944年10月:東京帝国大学経済学部経済学科入学
- 1947年9月:東京帝国大学経済学部卒業(大内兵衛ゼミ)
- 1948年1月:東京大学経済学部副手(1949年4月まで)
- 1949年5月:東京大学経済学部助手(1954年4月まで)
- 1954年5月:武蔵大学経済学部専任講師
- 1956年6月:武蔵大学経済学部助教授
- 1956年9月:ミュンヘン大学留学(アレクサンダー・フォン・フンボルト財団奨学生)
- 1959年10月:武蔵大学経済学部教授
- 1977年10月:東京大学経済学部教授
- 1984年6月:「現代西ドイツ財政論」で経済学博士(東京大学)
- 1986年3月:東京大学年定年退職
- 1986年4月:新潟大学経済学部教授
- 1991年5月:新潟大学名誉教授
- 1992年4月:日本大学総合科学研究所教授
- 1994年12月:地方財政審議会会長(1997年12月まで)
- 1998年3月1日:東京都文京区で逝去
著書
[編集]単著
[編集]- 『現代財政政策論:西ドイツを中心として』(時潮社、1964年)
- 『近代税制の成立過程』(東京大学出版会、1965年)
- 『日本財政の構造と特徴:国際比較的視点から』(東洋経済新報社、1966年)
- 『現代税制論』(日本評論社、1970年)
- 『付加価値税論』(税務経理協会、1973年)
- 『地方財政・税制論』(税務経理協会、1974年)
- 『財政学』(税務経理協会、1976年)
- 『要説・日本の財政』(東洋経済新報社、1979年)
- 『日本の税金』(東京大学出版会[UP選書]、1979年)
- 『財政学入門』(同文館出版、1981年)
- 『現代西ドイツ財政論』(有斐閣、1983年)
- 『地方財政総論』(税務経理協会、1985年)
- 『文学にあらわれた日本人の納税意識』(東京大学出版会[UP選書]、1987年)
- 『日本の租税文化』(ぎょうせい、1990年)
- 『日本の自治文化 日本人と地方自治』(ぎょうせい、1992年)
共著
[編集]- (宮島洋)『戦後税制史』(税務経理協会、1979年)
- (宮島洋)『財政』(東洋経済新報社、1983年)
- (伊東弘文)『入門租税論』(三嶺書房、1988年)
- (関口浩)『財政学入門〔改訂版〕』(同文舘出版、1998年)
編著
[編集]- 『日本の財政学:その先駆者の群像』(ぎょうせい、1986年)
共編著
[編集]- (高橋誠)『地方財政読本』(東洋経済新報社、1975年・第2版、1981年・第3版、1987年)
- (林健久)『地方財政読本[第4版]』(東洋経済新報社、1994年)
- (滝実)『地方消費税:その理論と仕組み』(地方財務協会、1995年)