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佐藤信吉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

佐藤 信吉(さとう しんきち、1911年 - 2004年)は、日本経営学者横浜国立大学名誉教授。日本経営数学会名誉会長

人物・経歴

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神奈川県出身[1]。1935年東京商科大学(現一橋大学)学部卒業[2]。1942年山口高等商業学校教授[3]。1950年横浜国立大学経済学部助教授[4]

1951年久武雅夫らと商業数学研究会(のちの日本経営数学会)を設立[5]。1952年横浜国立大学経済学部教授[6]企業会計審議会臨時委員[7]。1958年論文「単利計算の数理的研究」で名古屋大学より経済学博士の学位を取得[8]

1963年に横浜国立大学経済学部が経済学科と経営学科の2学科制になると、経営学科の教授に就任。1967年に経営学部が新設されると同教授に就任[9]

1973年には横浜国立大学経営学部長に就任した[10]。退官後、横浜国立大学名誉教授[11]、日本経営数学会名誉会長[12]。1983年勲二等瑞宝章受章[13]。2004年正四位[11]

著書

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  • 『経済学・統計学研究のための微分積分学』同文館 1948年
  • 『商業数学』春秋社 1949年
  • 『会計数理の実務演習』春秋社 1951年
  • 『会計数理と利廻計算』森山書店 1962年
  • 『単利計算の理論と応用 : ホフマン法による損害賠償額算定の基礎』春秋社 1963年
  • 『人身事故の賠償計算』日本経済新聞社 1969年
  • 『総合減価償却論』東洋経済新報社 1985年
  • "The theory of composite depreciation" Toyo Keizai Printing 1991年

編書

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  • 『金利計算諸表』春秋社 1949年
  • 『経営数学 : ビジネス・マセマティックス』(久武雅夫と共編)青林書院 1960年
  • 『経営数学小辞典』(久武雅夫と共編著)中央経済社 1970年

脚注

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  1. ^ 東京商科大学一覧 昭和9年度
  2. ^ 会計数理と利廻計算 佐藤信吉 著 森山書店, 1954
  3. ^ 官報 1942年10月08日
  4. ^ 官報昭和25年本紙第7035号 375頁
  5. ^ 日本経営数学会案内日本経営数学会
  6. ^ 官報昭和27年本紙第7617号 637頁
  7. ^ 官報昭和27年本紙第7710号 336頁
  8. ^ 単利計算の数理的研究 佐藤, 信吉, 1911- サトウ, シンキチ
  9. ^ 第二章 新制大学としての発足と発展横浜国立大学
  10. ^ 官報昭和48年本紙第13880号 11頁
  11. ^ a b 官報平成16年本紙第3881号 11頁
  12. ^ 佐藤信吉名誉会長〔含略歴、文献目録〕 日本経営数学会誌 Journal of Japan Society of Business Mathematics 巻 21 号
  13. ^ 官報昭和58年号外第88号 1頁
先代
久保村隆祐
横浜国立大学経営学部長
1973年 - 1975年
次代
藤田忠