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佐古駿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
佐古 駿
高知市野球場にて(2013年)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 奈良県橿原市
生年月日 (1990-08-10) 1990年8月10日(34歳)
身長
体重
185 cm
93 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 外野手投手
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

佐古 駿(さこ しゅん、1990年8月10日 - )は、奈良県橿原市出身の元プロ野球選手投手外野手)。

経歴

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プロ入り前

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奈良県橿原市出身。中学校で硬式野球を始める。高校は石川県の日本航空第二高等学校(現日本航空高等学校石川)へ進学。その後野球部を退部し、その身体能力からラグビー部にスカウトされる。ラグビー部では石川県代表として全国大会に出場している。2007年10月に退学後、野球への思いを断ち切れず、2009年、クラブチーム京都フルカウンツに入団。

2010年、独立リーグ四国アイランドリーグplus高知ファイティングドッグスのテストを受け、独自ドラフトにより2011年入団[1]

高知時代

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高知入団後は、1年目から公式戦に出場する。プロ公式戦初安打は、2011年4月3日、三重スリーアローズ戦でのレフトへのホームランであった[2]。2011年はリーグトップの12本塁打を放ち、本塁打王でリーグ表彰された[3]。一方三振もリーグ史上初となるシーズン100三振を記録し[4]、その後も退団まで毎年リーグ最多を記録した。

2年目(2012年)は前期に腰を痛めた影響もあり精彩を欠くシーズンとなった。

3年目(2013年)は80試合に出場し、過去最多の打数、打率、出塁率を記録する。8月11日の福岡ソフトバンクホークス3軍との定期交流戦に放ったタイムリーヒットで月間グラゼニ賞(「お金を払ってでも見に来てよかった」と思われるプレーをしたプレーヤーを、監督推薦候補から選考委員会が各チーム1名ずつ選出するリーグ表彰)を受賞した[5]。シーズン終了後の10月に自由契約の公示を受け、退団[6]

石川時代

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2013年11月、BCリーグのトライアウトを受け、石川ミリオンスターズから2巡目指名され、2014年1月14日に入団が決定した。

2014年は、外野手登録でありながら、野手としては1試合も出場せず、投手として16試合に登板。防御率6.00の成績だった。

2015年より、投手に転向した。5月20日に任意引退を理由に退団した。

人物

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目標とする選手は、埼玉西武ライオンズ中村剛也オリックス・バファローズT-岡田[7]

185cm85kg、非常に恵まれた体格の、豪快なフルスイングと長打力を持ち味とする左のスラッガー。

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2014 石川 16 0 0 0 0 ---- 9.0 55 8 0 5 12 7 13 6 2 0 0 6.00 2.22
2015 8 0 0 0 0 ---- 4.2 32 8 0 2 7 1 11 5 0 1 0 9.64 3.57
通算:2年 24 0 0 0 0 ---- 13.2 87 16 0 7 19 8 24 11 2 1 0 7.50 2.65

年度別打撃成績

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2011 高知 .200 60 238 210 25 42 4 2 12 40 100 26 1 0 1 1 .410 .290
2012 .151 71 260 232 16 35 9 3 3 17 97 27 0 0 1 0 .254 .238
2013 .234 80 309 274 18 64 13 1 5 31 81 31 2 0 2 2 .343 .313 4 0
通算:3年 .197 211 807 716 59 141 26 6 20 88 278 84 3 0 4 3 .334 .283
  • 各年度の太字はリーグ最高

背番号

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  • 6 (2011年 - 2013年)
  • 33 (2014年 - 2015年)

登場曲

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  • 「Fly High」浜崎あゆみ(2013年・高知ファイティングドッグス)

脚注

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  1. ^ “高知FD 球団独自トライアウトの合格者について”. 四国アイランドリーグPlus. (2010年12月17日). http://bkp.iblj.co.jp/topics_detail/id=2149 2013年8月31日閲覧。 
  2. ^ “FD期待の新人はや結果 迫留 初安打が初アーチ”. 高知新聞. (2011年4月9日). http://www.kochinews.co.jp/il/11il/110409news01.htm 2012年11月18日閲覧。 
  3. ^ “リーグ表彰 FD・迫留=本塁打王、流=盗塁王”. 高知新聞. (2011年11月9日). http://www.kochinews.co.jp/il/11il/111109news01.htm 2012年11月18日閲覧。 
  4. ^ その後、2014年に同じ高知のフレデリク・アンヴィが112三振を記録したため、2016年現在は歴代2位である。
  5. ^ “8月グラゼニ賞受賞選手の発表!”. 四国アイランドリーグPlus. (2013年8月31日). http://bkp.iblj.co.jp/topics_detail/id=3874 2013年8月31日閲覧。 
  6. ^ “退団及び選手契約解除のお知らせ”. 四国アイランドリーグPlus. (2013年10月30日). http://bkp.iblj.co.jp/topics_detail/id=4012 2013年12月13日閲覧。 
  7. ^

関連項目

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