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佐倉統

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

佐倉 統(さくら おさむ、1960年8月13日 - )は、日本進化学者。東京大学教授。専門は進化学を中心とする科学史科学技術社会論サイエンスコミュニケーションに関する研究。

科学技術を人間の長い進化の視点から位置づけていくことを、興味の根本として挙げている。NHKの科学教育番組「サイエンスZEROコメンテーターも務める。近年は脳神経倫理学や脳科学と社会の関係を中心に扱っている。東京大学科学技術インタープリター養成プログラムの教員も務めている。

略歴

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著書

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  • 『現代思想としての環境問題 脳と遺伝子の共生』中公新書 1992
  • 『動きはじめた人工生命』同文書院 1993
  • フランケンシュタインの末裔たち 人工生命のワンダー・ワールド』日本経済新聞社 1995
  • 『生命の見方』法蔵館 1995
  • 『進化論の挑戦』角川選書 1997 のち文庫
  • 『生命をめぐる冒険 進化・ミーム・コンピュータ』河出書房新社 1998
  • 『わたしたちはどこから来てどこへ行くのか? 科学が語る人間の意味』ブロンズ新社 2000 のち中公文庫
  • 『遺伝子vsミーム 教育・環境・民族対立』廣済堂出版 2001
  • 『進化論という考えかた』講談社現代新書 2002
  • 『知識ゼロからのダーウィン進化論入門』幻冬舎 2010
  • 『科学の横道―サイエンス・マインドを探る12の対話』中公新書 2011
  • 『「便利」は人を不幸にする』新潮選書 2013
  • 『科学とはなにか 新しい科学論、いま必要な三つの視点』講談社 2020

共編著

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  • 『人工生命というシステム 複雑系解明の手がかり』北野宏明共著、雨宮正彦聞き手 ジャストシステム 1995
  • 『未来の遺伝子 生命のはるかなる旅』編著 東京書籍 2002
  • 『総合情報学』中島尚正,原島博共著 放送大学 2002
  • 『科学書をめぐる100の冒険』田端到共著 本の雑誌社 2003
  • 『佐倉統がよむ進化論のエッセンス』 トランスアート 2003
  • 『生命科学者、現代を語る 時を越えて万里同符』澤口俊之,田沼靖一共著 裳華房 2005
  • 『おはようからおやすみまでの科学』古田ゆかり,リビング・サイエンス・ラボ共著 ちくまプリマー新書 2006
  • 『科学の横道 サイエンス・マインドを探る12の対話』編著 中公新書 2011
  • 『脳の中の経済学』大竹文雄,田中沙織共著 ディスカヴァー携書 2012
  • 『人と「機械」をつなぐデザイン』編 東京大学出版会 2015

翻訳

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  • クラウス・エメッカ『マシンの園 人工生命叙説』高木和夫,神成淳司,山本貴光共訳 産業図書 1998
  • ロバート・アンジェ『ダーウィン文化論 科学としてのミーム』巌谷薫,鈴木崇史,坪井りん共訳 産業図書 2004
  • F.John Odling-Smee,Kevin N.Laland,Marcus W.Feldman『ニッチ構築 忘れられていた進化過程』山下篤子,徳永幸彦共訳 共立出版 2007
  • マイケル・ルース『ダーウィンとデザイン 進化に目的はあるのか?』土明文,矢島壮平共訳 共立出版 2008

脚注

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  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.409
  2. ^ 佐倉 統 (Osamu SAKURA) - マイポータル - researchmap”. researchmap.jp. 2021年8月28日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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