佐倉寛二郎
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佐倉 寛二郎(さくら かんじろう)は、日本の映画プロデューサー[1]。
経歴
[編集]山口県岩国市出身。日本大学芸術学部映画学科卒業。同級生には俳優の内藤剛志、映画監督の長崎俊一がいた。
大学卒業後、独立プロダクションで映画、CM、TV、ドラマ等の製作現場を数多く経験。
初プロデュース作品は、アメリカの連続TV番組「PHOTON」(86)。 その後、「ロックよ、静かに流れよ」(1988年)、「ラヂオの時間」(1997年)、「WASABI」(2002年)、「亡国のイージス」(2005年)、「THE 有頂天ホテル」(2006年)など数々のヒット作・話題作をコンスタントに手掛ける。
ショートフィルムも数多く手掛けている他、ゲームやPCソフトも製作している。
2010年には、世界中で大ヒットしたクリストファー・ノーラン監督作品「インセプション」に日本人プロデューサーとして参加している。
また、Damah Film Festival(USA:2001年〜2008年)、ダマー映画祭inヒロシマ(2009年〜2013年)、お蔵出し映画祭(2011年〜2015年)[3]、ちちぶ映画祭(2013年〜2017年)[4]、「ダマー国際映画祭」(2019年〜)[5]の審査員を務め、若手作家の育成とバリアフリー映画の普及を行っている。
安田女子大学非常勤講師。
映画
[編集]- ロックよ、静かに流れよ(1988年)
- ふ・し・ぎ・なBABY(1988年)
- 君は僕をスキになる(1989年)
- さよなら、こんにちわ(1990年)
- スキ!(1990年)
- ナンミンロード(1992年)
- 課長 島耕作(1992年)
- 高校教師(1993年)
- ヒーローインタビュー(1994年)
- バースデイプレゼント(1995年)
- 緊急呼出しエマージェンシーコール(1995年)
- ラヂオの時間(1997年)
- ズッコケ3人組(1998年)
- ホワイトアウト(2000年)
- みんなのいえ(2001年)
- プラトニック・セックス(2001年)
- WASABI(2002年)
- 鉄人28号(2005年)
- 亡国のイージス(2005年)
- THE 有頂天ホテル(2006年)
- 黒帯 KURO-OBI(2007年)
- ミッドナイトイーグル(2007年)
- 陰獣ーINJUー(2008年)
- チーム・バチスタの栄光(2008年)
- ジェネラル・ルージュの凱旋(2009年)
- 真夏のオリオン(2009年)
- インセプション(2010年)
- 少女たちの羅針盤(2011年)
- 冬の日 (2011年)
- セカンドバージン(2011年)
- Lost Harmony(2011年)
- 名無しの十字架(2012年)
- しあわせカモン(2013年)
- 幻肢(2014年)
- 柘榴坂の仇討(2014年)
- 探偵ミタライの事件簿 星籠の海(2016年)
- 空母いぶき(2019年)
ショートフィルム
[編集]- 「THE BRIDGE」
- 「Play Ball」
- 「THE WAVE」
- 「THE SCOOP」
- 「CUPID」
配信
[編集]- 「MAGI -天正遣欧少年使節-」(2019年)
テレビ番組
[編集]- 「エプロンおばさん」(1983年) 仕上げ進行
- 「誘拐」朝日放送 監督;出目昌伸 制作進行
- 「内海の輪」TBS 監督:井上昭 制作進行
- 「整形複眼の女」テレビ朝日 制作進行
- 「母の殺意」よみうりテレビ 監督;天野恒幸 制作進行
- 「山口線貴婦人号」テレビ朝日 監督:野村孝 制作進行
- 「PHOTON」TV Series (1986–) プロデューサー
- 『ブリトニー・スピアーズ 2002 ジャパン・プレミアム』(2002年) 製作
- 「最後の贈り物」NHK 監督:落合正幸 プロデューサー
ビデオソフト
[編集]- 「風間杜夫1stコンサート」プロデューサー
- 「My Jazz Selection」プロデューサー
ゲーム
[編集]- 「ドン・キホーテ」 (1994年) パイオニア(企画・脚本・プロデュース・演出)
- 「ASENDANCY」 日本語版 プロデューサー
- 「9 THE LAST RESORT」 日本語版 プロデューサー
- 「S・P・Q・R」 日本語版 プロデューサー
PCソフト
[編集]- 「クイック」(1999年〜) ※ケアマネージメント支援ソフト 製作
- 「HANABI」iPhone 企画・製作
イベント
[編集]- 「世界子ども未来会議」2000年7月※日本に世界各国の子ども1000人と文化人を交えた平和会議。
- 「HONDA」(1998年〜)
映画審査員
[編集]- 「Damah Film Festival」USA (2001年〜2008年)
- 「ダマー映画祭inヒロシマ」(2009年〜2013年)
- 「お蔵出し映画祭」(2011年〜2015年)
- 「ちちぶ映画祭」(2013年〜2017年)
- 「ダマー国際映画祭」(2019年〜)[6]
文学賞審査員
[編集]- 「ゴールデン・エレファント賞」(2009年)[7]
出版企画
[編集]- 「水風景」1〜3 執筆・コーディネート
- 「イラン毒ガス被害者とともに」コーディネート
- 「ヤスケ」企画・原案・コーディネート
外部リンク
[編集]脚注
[編集]- ^ “クリビジ/第1回佐倉寛二郎さん(映画プロデューサー)”. クリビジ. インディゴ・フィルムズ. 2022年9月11日閲覧。
- ^ “COMPANY – 株式会社クロスメディア”. クロスメディア. 2022年9月11日閲覧。
- ^ Aya Furuyama (2015年). “【イベントレポート】増え続ける劇場未公開作品に光をあてる 〜“お蔵出し映画祭”とは〜 | GREEN MAGAZINE”. GREEN MAGAZINE. ワンモア. 2022年9月11日閲覧。
- ^ “広報はつらつ長瀞” (pdf). 長瀞町. p. 7 (2013年11月). 2022年9月11日閲覧。
- ^ “HOTSHOT » 東京・下北沢で短編映画の国際イベント「ダマー国際映画祭」が5月10、11日に開催”. HOTSHOT. DVJ EXPRESS (2019年5月8日). 2022年9月11日閲覧。
- ^ “ダマー国際映画祭”. Damah International Film Festival
- ^ “ゴールデンエレファント賞”. ゴールデンエレファント賞. (2015年10月16日)