佐々木謙一郎
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佐々木 謙一郎(ささき けんいちろう、1882年(明治15年)12月29日[1] – 1953年(昭和28年)6月29日[2])は、日本の大蔵官僚。南満州鉄道副総裁。
経歴
[編集]第一銀行頭取佐々木勇之助の長男として生まれる[3]。1907年(明治40年)、東京帝国大学法科大学政治科を卒業し、同年に高等文官試験に合格した[4]。大蔵省に入り、税務監督局属、税務監督官、税関監視官、同事務官、神戸税関監視部長、横浜税関監視部長、大蔵参事官、大蔵書記官、大臣官房会計課長等を歴任した[3][4]。1923年(大正12年)より専売局経理部長、事業部長、販売部長を経て、1932年(昭和7年)に専売局長官に就任した[4]。専売局長在任中に収集品取扱係を設置し、浮世絵・喫煙具などたばこ関係の歴史資料の収集を始め、それらの収集品はたばこと塩の博物館の母体となった[5]。
1934年(昭和9年)、南満州鉄道理事となり、1938年(昭和13年)からは副総裁を務めた[4]。1942年(昭和17年)からは南方開発金庫総裁を務めた[6]。
栄典
[編集]- 外国勲章佩用允許
親族
[編集]脚注
[編集]- ^ 人事興信録 第5版 1918.
- ^ 『昭和物故人名録』 日外アソシエーツ、1983年。
- ^ a b 大衆人事録 1930.
- ^ a b c d e f 人事興信録 第12版 1939.
- ^ たばこと塩の博物館. “Web企画展 第6回 浮世絵と喫煙具” (日本語). 2016年8月17日閲覧。
- ^ 人事興信録 第14版 1943.
- ^ 『日本官僚制総合事典:1868 - 2000』189頁。
- ^ 「阿部勝雄外三十二名」 アジア歴史資料センター Ref.A10113477700