佐々木葉二
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佐々木 葉二(ささき ようじ、1947年 - )は、日本のランドスケープアーキテクト。佐々木デザイン・アトリエ代表。
鳳コンサルタント環境デザイン研究所を設立し、同所長や、京都造形芸術大学教授、立命館大学特別招聘教授等を歴任した。
人物・経歴
[編集]奈良県生まれ。父・佐々木節雄は画家。詩人の佐々木幹郎は双子の兄。
大阪府立住吉高等学校を経て、1967年神戸大学農学部生産工学科入学。在学中、集中講義で久保貞の「造園概論」の授業を受けたのをきっかけに、1971年に神戸大学卒業後、大阪府立大学大学院農学研究科緑地計画工学専攻修士課程に進学。1973年に修了し、建設会社の鴻池組に入社。会社の留学制度で留学し、1988年からカリフォルニア大学バークレー校環境計画部客員研究員を、1989年からハーバード大学デザイン大学院客員研究員を務めた。同年に独立し、鳳コンサルタント環境デザイン研究所を設立。同取締役所長、京都造形芸術大学教授、立命館大学理工学部特別招聘教授、神戸大学工学部非常勤講師等を経て、佐々木デザイン・アトリエ代表、鳳コンサルタント環境デザイン研究所顧問[1][2][3][4]。
作品
[編集]- 白雨館(自邸)
- 書斎館[5][6]
- 基町クレド[7]
- さいたま新都心けやきひろば[7][8]
- 六本木ヒルズ[7]
- 衆議院議長公邸の庭[9]
- リヴァージュの庭[10][11]
- NTT武蔵野研究センター本館前庭[12]
- HAT神戸[12]
- 赤坂タワーレジデンスTop_of_the_Hill[12]
- 八事山興正寺寺庭[12]
- 毎日インテシオ「波の丘」[12]
- シンガポール理工系専門学校
- 嵐山荘[13]
- サクラディアのランドスケープ[14]
- 都ホテル京都結婚式場[8][12]
- 漢南ザ・ヒル(HANNAM THE HILL)[15]
編著
[編集]- 『Landscape design : 佐々木葉二作品集』マルモ出版 2004
- 『見えない自然を見せる = Revealing nature : 佐々木葉二作品集』マルモ出版 2020
- 『ランドスケープの近代―建築・庭園・都市をつなぐデザイン思考』[16]
- 『テキスト ランドスケープデザインの歴史』[17]
- 『見えない庭―アメリカン・ランドスケープのモダニズムを求めて』[18]
- 『ランドスケープ・デザイン (ベーシック・スタディ)』[19]
- 『庭の意味論』[20]
- 『建築学テキスト 建築概論―建築・環境のデザインを学ぶ』[21]
- 『ランドスケープ空間の諸相 (ランドスケープデザイン)』[22]
受賞
[編集]- グッドデザイン賞 1994[7] 2000[7] 2006[7] 2007[7]
- 日本造園学会賞(設計作品部門) 1996[7]
- 都市景観大賞 1997[7] 1998[7]
- 環境大臣賞 2001[7]
- 中華人民共和国武漢秀澤園住宅地環境大賞 2003[7]
- 国際デザイン開発賞 2004[7]
- 関西照明技術振興賞 2005[7]
- 日本造園学会特別賞 2011[7]
- 日本造園学会賞(技術部門) 2019[7]
脚注
[編集]- ^ LANDSCAPE DESIGN No.56 74-75頁
- ^ 佐々木葉二 プロフィールHMV&BOOKS online
- ^ 見えない自然を見せる 佐々木葉二作品集マルモ出版
- ^ 佐々木 葉二
- ^ “Pen Boutique 書斎館 Aoyama”. Pen Boutique 書斎館 Aoyama. 2022年12月21日閲覧。
- ^ “晴海トリトン”. www.shotenkenchiku.com. 2022年12月21日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 佐々木 葉二 Yoji Sasaki ランドスケープアーキテクト雅楽倶
- ^ a b https://www2.panasonic.biz/jp/lighting/smartarchi/serial/pdf/sk1302_smartarchi.pdf
- ^ “ランドスケープ・デザインの現在004”. web.kyoto-inet.or.jp. 2022年12月21日閲覧。
- ^ “佐々木 葉二|作家一覧|ART|富山のリゾートホテル「リバーリトリート雅樂倶」”. www.garaku.co.jp. 2022年12月21日閲覧。
- ^ https://ueyakato.jp/wp/wp-content/uploads/2022/04/04ed73ab13df445aee8022a7c1695c82.pdf
- ^ a b c d e f “ランドスケープ・デザインの現在003”. web.kyoto-inet.or.jp. 2022年12月21日閲覧。
- ^ “嵐山荘 | 庭園紹介”. 植彌加藤造園 -京都で、日本庭園をはぐくむ-. 2022年12月21日閲覧。
- ^ 『ランドスケープデザイン』 No.62 北海道 ランドスケープがつくるエネルギー マルモ出版 2008
- ^ https://www.biz-lixil.com/column/pic-archive/lixileye/no02/LIXILeye_no2.pdf
- ^ “ランドスケープの近代―建築・庭園・都市をつなぐデザイン思考”. 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア. 2022年12月21日閲覧。
- ^ “『テキスト ランドスケープデザインの歴史』(武田史朗(編著))の感想(2レビュー) - ブクログ”. booklog.jp. 2022年12月21日閲覧。
- ^ “『見えない庭―アメリカン・ランドスケープのモダニズムを求めて』(ピーターウォーカー)の感想(1レビュー) - ブクログ”. booklog.jp. 2022年12月21日閲覧。
- ^ “『ランドスケープ・デザイン (ベーシック・スタディ)』(佐々木葉二)の感想(1レビュー) - ブクログ”. booklog.jp. 2022年12月21日閲覧。
- ^ “『庭の意味論』(佐々木葉二)の感想(1レビュー) - ブクログ”. booklog.jp. 2022年12月21日閲覧。
- ^ “『建築学テキスト 建築概論―建築・環境のデザインを学ぶ』(本多友常)の感想 - ブクログ”. booklog.jp. 2022年12月21日閲覧。
- ^ “『ランドスケープ空間の諸相 (ランドスケープデザイン)』(佐々木葉二)の感想 - ブクログ”. booklog.jp. 2022年12月21日閲覧。