佐々木直 (陸軍軍人)
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佐々木 直(ささき すなお、嘉永5年(1852年)12月 - 1928年12月19日)は、日本の陸軍軍人。歩兵第6旅団長・台湾守備混成第1旅団長・歩兵第12旅団長を歴任し、階級は陸軍中将功四級に昇る。山口県出身。
経歴
[編集]明治5年11月17日(1872年12月17日)、陸軍中尉に初任された佐々木は歩兵将校として累進し、1892年(明治25年)12月7日、陸軍幼年学校長に就任。1895年(明治28年)1月16日、歩兵大佐に進み、同年9月9日、歩兵第5連隊長に移り台湾に出征。1896年(明治29年)9月29日、第6師団参謀長を経て、1897年(明治30年)4月14日、侍従武官を拝命し明治天皇に近侍する。
1900年(明治33年)4月25日、陸軍少将に進級し、歩兵第6旅団長に就任する。翌年5月22日、台湾守備混成第1旅団長に転出する。1903年(明治36年)4月2日、第12師団(師団長:井上光中将)隷下の歩兵第12旅団長に移り、この時日露戦争に出征。鴨緑江会戦に参戦。遼陽会戦直前の1904年(明治37年)8月15日に休職した。1906年(明治39年)4月6日、陸軍中将進級と同時に予備役編入。佐々木は日露戦争の戦功から功四級金鵄勲章を受章する。1911年(明治44年)4月1日、後備役となる[1]。1916年(大正5年)4月1日に退役した[2]。
栄典
[編集]- 位階
- 勲章
- 1889年(明治22年)11月29日 - 大日本帝国憲法発布記念章[5]
- 1894年(明治27年)5月29日 - 勲三等瑞宝章[6]
- 1903年(明治36年)5月16日 - 勲二等瑞宝章[7]
- 1906年(明治39年)4月1日 - 旭日重光章、明治三十七八年従軍記章[8]
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 福川秀樹『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。
- 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。