佐々木清隆
佐々木 清隆 ささき きよたか | |
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生年月日 | 1961年2月19日(63歳) |
出生地 | 東京都足立区千住 |
出身校 | 東京大学法学部 |
称号 | 法学士(東京大学・1983年) |
在任期間 | 2018年7月10日 - 2019年7月5日 |
在任期間 | 2017年7月5日 - 2018年7月10日 |
金融庁証券取引等監視委員会事務局長 | |
在任期間 | 2015年 - 2017年7月5日 |
金融庁公認会計士・監査審査会事務局長 | |
在任期間 | 2011年 - 2015年 |
佐々木 清隆(ささき きよたか、1961年2月19日 - )は、日本の財務官僚。初代金融庁総合政策局長を経て、一橋大学グローバル金融規制研究フォーラム代表、一橋大学大学院経営管理研究科客員教授。
人物・経歴
[編集]東京都足立区千住出身[1][2]。立教中学校に入学。佐々木の両親は「そのまま大学まで立教で」という気持ちだったようだが、佐々木は「お坊ちゃん」ばかりの学校にいまひとつ馴染めなかった[2]。立教中学校卒業後は開成高等学校に入学。中学から開成に入学している生徒は一年先に授業が進んでいて、高一の段階で高二の学習内容に取り組んでいる。そのため、「ともかく高一のときは一生で一番勉強した。朝起きて勉強して、学校から帰ってきたらちょっと寝て、また勉強」と、佐々木は勉強漬けの日々を送ることになった[2]。実力テストで学年一位を取ったこともある。1979年東京大学に入学。専門課程では法学部第2類(公法コース)に進学[3]。東大法学部第2類(公法コース)在学中に国家公務員試験を最上位の成績で合格[4]。1983年東京大学法学部第2類(公法コース)卒業[3]。大蔵省入省[5]。銀行局調査課[6]。
1991年証券局総務課長補佐(企画)[7]、1993年OECD派遣、1997年金融検査部管理課長補佐、1999年金融監督庁検査部検査企画官、2001年大臣官房企画課兼国際局国際機構課、2002年IMF派遣[8]。
2005年金融庁証券取引等監視委員会事務局特別調査課長[1]。2007年金融庁証券取引等監視委員会事務局特別総務課長。2010年金融庁検査局総務課長。2011年金融庁総務企画局審議官(検査局担当) 兼公認会計士・監査審査会事務局長。2015年金融庁証券取引等監視委員会事務局長。2017年7月5日 金融庁総務企画局総括審議官[9]。2018年7月17日 金融庁総合政策局長[10]。2019年金融庁参与[5]、合同会社グローバル金融研究所代表社員・業務執行社員、一橋大学大学院経営管理研究科客員教授(金融戦略・経営財務プログラム担当)、デロイト トーマツ合同会社上級顧問 (Senior Advisor) 兼アジア太平洋地域規制戦略センター上級顧問 (Senior Advisor to Asia Pacific Center for Regulatory Strategy)[11]。同年一橋大学でグローバル金融規制研究フォーラムを設立し同代表[12]。2020年多摩大学社会的投資研究所客員研究員[13]。2021年東京ドリームキャピタル顧問[14]。2022年エクサウィザーズアドバイザー[15]。2023年日本暗号資産取引業協会理事[16]。
著書
[編集]- 『グローバル金融規制と新たなリスクへの対応』(きんざい)2021年4月 ISBN 978-4322138504
関連書籍
[編集]- 『金融庁戦記 企業監視官・佐々木清隆の事件簿』 大鹿靖明(講談社)2021年10月 ISBN 978-4065259115
脚注
[編集]- ^ a b 記事一覧へ 深掘り 市場の規律を求めて (1) 多様な担い手を結びつけるのも監視委の役割 市場規律の当事者たち 法と経済のジャーナル
- ^ a b c ライブドア事件を担当した、金融庁キャリア官僚の経済事件録(1) ZUU online 2021/11/26
- ^ a b 『東大人名録,第1部』1986年発行、53頁
- ^ 金融庁の次期長官 ダークホースに佐々木氏週刊エコノミスト2018年9月10日
- ^ a b 佐々木 清隆 金融庁 参与 FIN/SUM 2019
- ^ 【第50回月例勉強会】新しい監査の潮流と三様監査のあり方 ~経営を変える力としての監査とは何か 一般社団法人 実践コーポレートガバナンス研究会
- ^ 『職員録 平成4年版 上巻』大蔵省印刷局、1991年11月発行、509頁
- ^ https://www.saa.or.jp/seminar/news/pdf/120118.pdf
- ^ "金融庁人事異動平成29年7月5日発令" (PDF). 金融庁. 2020年9月17日閲覧。
- ^ "金融庁人事異動平成30年7月17日発令" (PDF). 金融庁. 2020年9月17日閲覧。
- ^ 「国家公務員法第106条の25第1項等の規定に基づく国家公務員の再就職状況の報告(令和元年10月1日~同年12月31日分)」 2020年3月27日 内閣官房内閣人事局
- ^ インタビュー一橋大学大学院・佐々木清隆客員教授に聞く「グローバル金融規制研究フォーラム」を始動デジタライゼーション急進と新金融サービスに対応 ニッキンレポート(毎週月曜日発行) 日本金融通信社2019年12月16日号
- ^ 佐々木清隆 一橋大学大学院経営管理研究科金融戦略・経営財務プログラム 客員教授 多摩大学社会的投資研究所
- ^ 国家公務員法第106条の25第1項等の規定に基づく国家公務員の再就職状況の報告(令和3年4月1日~同年6月30日分)
- ^ エクサウィザーズ、 一橋大学大学院経営管理研究科客員教授の佐々木清隆氏がアドバイザーに就任 株式会社エクサウィザーズ 2022年9月30日 11時10分
- ^ ニュースNEWS2023年6月23日お知らせ新理事及び監事選任のお知らせ日本暗号資産取引業協会
官職 | ||
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先代 (新設) |
金融庁総合政策局長 2018年 - 2019年 |
次代 森田宗男 |
先代 森田宗男 |
金融庁総務企画局総括審議官 2017年 - 2018年 |
次代 総合政策局総括審議官 中島淳一 |
先代 大森泰人 |
金融庁証券取引等監視委員会事務局長 2015年 - 2017年 |
次代 森田宗男 |
先代 三村亨 |
金融庁公認会計士・監査審査会事務局長 2011年 - 2015年 |
次代 天谷知子 |