コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

佐々木尽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
佐々木 尽
基本情報
本名 佐々木 尽
階級 ウェルター級
身長 174cm
リーチ 176cm
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (2001-07-28) 2001年7月28日(23歳)
出身地 東京都八王子市[1]
スタイル オーソドックス[2]
プロボクシング戦績
総試合数 20
勝ち 18
KO勝ち 17
敗け 1
引き分け 1
テンプレートを表示
YouTube
チャンネル
活動期間 2018年3月8日 -
登録者数 約4310人
総再生回数 約411万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年4月23日時点。
テンプレートを表示

佐々木 尽(ささき じん、2001年7月28日 - )は、日本プロボクサー東京都八王子市出身。八王子中屋ボクシングジム所属。現WBOアジアパシフィック・OPBF東洋太平洋ウェルター級王者。

入場曲はONE OK ROCKの『The Beginning』。

人物

[編集]

来歴

[編集]

元々柔道をやっていて、中学1年生からボクシングも始め八王子中屋ジムに入門、週2・3回の練習だったが、定時制の八王子拓真高校に進学後からボクシングに専念した[5][6]U-15大会で優勝経験がある[7]

2018年8月24日、デビュー戦を2回TKO勝ち[8]

2019年年度東日本ライト級新人王決勝を計量失敗で棄権した[9][10]

2020年12月26日、墨田区総合体育館で行われた「カケルホールディングス presents A-SIGN.BOXING」にて石脇麻生と日本スーパーライト級ユース王座決定戦を行い、3回2分50秒TKO勝ちで王座獲得に成功した[11]

2021年2月11日、国立代々木競技場で開催のチャリティーボクシングイベント『LEGEND』で東京五輪ウェルター級日本代表・岡澤セオンと対戦した[12]

2021年7月17日、八王子市富士森体育館で、1階級下の日本ライト級ユース王者の湯場海樹と対戦し、初回に1度、2回に1度の合計2度のダウンを喫するが、左フックで逆転となる2回2分3秒KO勝ちを収め、王座の初防衛に成功した[13]

2021年10月19日、後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル81」において、日本・WBOアジアパシフィックスーパーライト級王座決定戦で、日本同級1位・WBOアジアパシフィック同級2位の平岡アンディと対戦予定だったが、前日計量で佐々木がスーパーライト級のリミットを1.8キロ体重超過して計量失格となった。試合当日の午後5時にも計量行いリミットの8%増以内という条件が付けられ、試合は平岡が勝った場合のみタイトル獲得という変則ルールで行われ、7回に2度ダウンを奪われると、11回1分58秒TKO負けを喫し、王座の獲得に失敗した[14]

2021年10月25日、日本ボクシングコミッション(JBC)は今回が2度目の計量失格である佐々木にライセンス停止6カ月の処分を下し、ファイトマネーの20%を制裁金として徴収。八王子中屋ジムの中屋廣隆マネジャーを厳重注意処分とした[15]

2021年10月30日、日本スーパーライト級ユース王座を返上した[16]

2022年7月9日、エスフォルタアリーナ八王子で2021年度全日本スーパーライト級新人王の関根幸太朗と64.5キロ契約6回戦で対戦し、初回にダウンを奪い、5回にダウンを奪い返されるが、6回1-0(57-55、56-56×2)で引き分けた[17]

2023年1月14日、後楽園ホールでWBOアジアパシフィックウェルター級王者の豊嶋亮太に挑戦し、1回1分56秒TKO勝ちで王座を獲得した[18]

2023年4月8日、有明アリーナで開催された寺地拳四朗 対 アンソニー・オラスクアガ戦の前座にて、元WBOアジアパシフィック・ウェルター級王者の小原佳太と対戦。2回にダウンを奪われるが、3回1分13秒TKO勝ちを収め初防衛に成功した[19]

2023年6月14日、Leminoとサポート選手契約を結んだことを発表した。縛りがなくLeminoが配信するボクシング興行以外の興行にも出場できる契約[20]

2023年7月8日、エスフォルタアリーナ八王子で星大翔と対戦。11回1分44秒TKO勝ちを収め2度目の王座防衛に成功した。この試合はU-NEXTにて配信された。

2023年7月21日、5月に行ったアメリカ合宿でのスパーリング中に負傷した左肩腱板断裂の手術を受けた[21]

2024年5月16日、後楽園ホールでWBOアジアパシフィックウェルター級タイトルマッチおよびOPBF東洋太平洋同級王座決定戦としてWBOアジアパシフィック同級1位およびOPBF東洋太平洋同級2位のジョー・ノイナイと対戦し、5回43秒TKO勝ちを収めWBOアジアパシフィック王座3度目の防衛とOPBF王座の獲得に成功した[22]

2024年9月3日、有明アリーナにて井上尚弥 対 テレンス・ジョン・ドヘニー戦の前座で、WBOアジアパシフィック・OPBF東洋太平洋ウェルター級2冠タイトルマッチでWBOアジアパシフィック同級10位およびOPBF東洋太平洋同級8位のカミル・バラと対戦し、3回にダウンを奪い、7回52秒TKO勝ちを収めWBOアジアパシフィック王座4度目の防衛とOPBF王座の初防衛に成功した[23]

戦績

[編集]
  • プロボクシング:20戦 18勝 (17KO) 1敗 1分
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2018年8月24日 2R 1:55 KO 加藤剛(角海老宝石 日本の旗 日本 プロデビュー戦
2 2018年11月7日 3R 0:33 KO 笠井亮(石丸) 日本の旗 日本
3 2019年2月8日 1R 2:02 TKO 津本尚行(世田谷オークラ) 日本の旗 日本
4 2019年4月21日 2R 0:56 KO シリサック・ピンパシット タイ王国の旗 タイ
5 2019年6月11日 3R 1:36 TKO ベジータ石川(折尾) 日本の旗 日本
6 2019年8月6日 4R 判定3-0 佐藤光(北海道畠山) 日本の旗 日本
7 2019年9月26日 1R 2:36 TKO 近藤哲哉(横田S) 日本の旗 日本 2019年度東日本ライト級新人王予選
8 2020年8月31日 1R 0:45 KO 赤岩俊(マナベ) 日本の旗 日本
9 2020年11月23日 1R 2:53 KO 宮崎辰也(マナベ) 日本の旗 日本
10 2020年12月26日 3R 2:30 TKO 石脇麻生(寝屋川石田 日本の旗 日本 日本スーパーライト級ユース王座決定戦
11 2021年7月17日 2R 2:03 KO 湯場海樹ワタナベ 日本の旗 日本 日本ユース防衛1
12 2021年10月19日 11R 1:58 TKO 平岡アンディ大橋 日本の旗 日本 日本・WBOアジア太平洋スーパーライト級王座決定戦
13 2022年4月22日 5R 2:49 TKO マーカス・スミス(平仲BS) アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
14 2022年7月9日 6R 判定1-0 関根幸太朗ワタナベ 日本の旗 日本
15 2022年11月15日 3R 2:31 TKO パティパーン・クロンクラーン タイ王国の旗 タイ
16 2023年1月14日 1R 1:56 TKO 豊嶋亮太帝拳 日本の旗 日本 WBOアジア太平洋ウェルター級タイトルマッチ
17 2023年4月8日 3R 1:13 TKO 小原佳太三迫 日本の旗 日本 WBOアジア太平洋防衛1
18 2023年7月8日 11R 1:44 TKO 星大翔(角海老宝石) 日本の旗 日本 WBOアジア太平洋防衛2
19 2024年5月16日 5R 0:43 TKO ジョー・ノイナイ フィリピンの旗 フィリピン OPBF東洋太平洋ウェルター級王座決定戦
WBOアジア太平洋防衛3
20 2024年9月3日 7R 0:52 TKO カミル・バラ オーストラリアの旗 オーストラリア WBOアジア太平洋防衛4・OPBF防衛1
テンプレート

獲得タイトル

[編集]

受賞

[編集]
  • 令和2年度八王子市教育委員会表彰[24]

脚注

[編集]
  1. ^ DANGAN 東日本新人王_20190806 Boxing Raise
  2. ^ BoxRecレーティング 【国内/男子】ライト級 (61.23 kg以下) BOXINGアンテナ
  3. ^ ウエルター級のホープ佐々木尽が元世界王者3人に断言「T・クロフォード選手に勝てる」”. スポニチ (2023年6月11日). 2024年9月24日閲覧。
  4. ^ 佐々木尽、左肩腱板断裂からの復帰戦でノイナイに5回TKO勝ち 「スタニオニス選手とバリオス選手はほぼほぼ勝てる」と世界初挑戦に自信”. サンスポ (2024年5月16日). 2024年9月24日閲覧。
  5. ^ 『第6回準公式試合1stBOX』参加選手紹介 佐々木尽 八王子中屋ジムの日常Blog 2018年3月20日
  6. ^ 高3佐々木尽「失神させMVP」東日本新人王決勝へ”. 日刊スポーツ (2019年10月11日). 2023年2月14日閲覧。
  7. ^ 第9回U-15全国大会結果、熱戦今年もハイレベル Boxing News(ボクシングニュース) 2016年9月11日
  8. ^ 2018年8月試合結果 日本ボクシングコミッション
  9. ^ KO率80%超・佐々木尽 WBOAP王座奪取!116秒の電撃決着で拍子抜け「こんなに早く終わるとは」”. スポニチ (2023年1月15日). 2023年2月14日閲覧。
  10. ^ 東日本新人王決勝 フェザー級の亀田京之介がMVP 3回TKO勝ちで全日本新人王決定戦に進出 Boxing News(ボクシングニュース) 2019年11月3日
  11. ^ 赤穂亮まだまだ強い! 圧巻の2回TKO勝ち 19歳の佐々木尽 KOで日本ユース王座獲得 Boxing News(ボクシングニュース) 2020年12月26日
  12. ^ チャリティーボクシングイベント『LEGEND』これは凄いイベント!キービジュアル解禁”. PR TIMES (2021年2月8日). 2022年1月6日閲覧。
  13. ^ ユース対決白熱! 佐々木尽が劇的2回KO勝ち、湯場海樹は2度ダウン奪うも逆転許す Boxing News(ボクシングニュース)2021年7月17日
  14. ^ 平岡アンディが11回TKO勝ち 粘る佐々木尽を仕留めてS・ライト級2冠獲得 Boxing News(ボクシングニュース)2021年10月19日
  15. ^ 佐々木尽はライセンス停止6カ月…JBCが体重超過2選手の処分発表”. スポニチ (2021年11月3日). 2022年6月14日閲覧。
  16. ^ 2冠タイトル戦で体重超過の佐々木尽がユース王座を返上”. スポニチ (2021年10月30日). 2022年6月14日閲覧。
  17. ^ 佐々木尽は関根幸太朗とダウン応酬ドロー 谷口彪賀が日本ユースS・フェザー級王者に Boxing News(ボクシングニュース) 2022年7月9日
  18. ^ 佐々木尽が衝撃の初回TKO勝ち WBO・APウェルター級王座を豊嶋亮太から奪取”. Boxing News(ボクシングニュース) (2023年1月14日). 2023年4月9日閲覧。
  19. ^ 佐々木尽の強打爆発 小原佳太を飲み込み3回TKO勝ち ウェルター級世界王者に宣戦布告”. Boxing News(ボクシングニュース) (2023年4月8日). 2023年4月9日閲覧。
  20. ^ Leminoサポート指定とは?大橋会長「選手ファースト。縛りはない」指定選手は他興行出場可”. 日刊スポーツ (2023年6月14日). 2023年6月21日閲覧。
  21. ^ 【ボクシング】左肩手術の佐々木尽が復帰戦でアジア2冠狙う 5・16後楽園でノイナイと対戦”. 日刊スポーツ (2024年2月21日). 2024年9月24日閲覧。
  22. ^ ウェルター級で世界狙う佐々木尽 10ヶ月ぶり復帰 ノイナイを豪快に倒しアジア2冠王者に”. ボクシングニュース (2024年5月16日). 2024年9月24日閲覧。
  23. ^ 【ボクシング】王者・佐々木尽、圧巻のTKO勝利!“超マッチョ”バラをボディ攻撃で倒す”. イーファイト (2024年9月3日). 2024年9月3日閲覧。
  24. ^ 強打の日本ユース王者 佐々木尽 6.20YouTubeで公開スパー 八王子市教育委員会表彰を受賞 Boxing News(ボクシングニュース)2021年6月15日

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]
前王者
豊嶋亮太
WBOアジア太平洋ウェルター級王者

2023年1月14日 - 現在

次王者
N/A
空位
前タイトル保持者
豊嶋亮太
第43代OPBF東洋太平洋ウェルター級王者

2024年5月16日 - 現在

次王者
N/A