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伊集院須賀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

伊集院 須賀(いじゅういん すが、天保3年(1832年4月[1] - ?)は、幕末薩摩藩士・伊集院兼善の娘。西郷隆盛の最初の妻。薩摩の有力豪族伊集院氏の分家の一つと思われるが、兼善以前の系譜は不明である。弟に伊集院兼寛がいる。

略伝

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嘉永5年(1852年)、縁あって西郷家嫡男だった吉之助(隆盛)と結婚する。その際は吉之助の父母・祖父母ともに健在であったが、同年に吉之助の祖父・竜右衛門、父・吉兵衛、母・政佐と相次いで亡くなり、翌々年の安政元年(1854年)には吉之助自身も藩主・島津斉彬に従って江戸へ出府してしまったため、家計は大いに苦しくなった。その影響もあってか、江戸在府の吉之助に親族から相談を持ちかけて離縁した。その後の吉之助と弟兼寛の関係が悪くなった様子もないので、円満な離縁だったといわれる。しかし、吉之助は終生これを後悔していたという。その後の消息は歴史の表舞台から消え、一切不明である。

脚注

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  1. ^ 平成新修旧華族家系大成』上巻

登場作品

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小説
テレビドラマ