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伊藤昌亮

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

伊藤 昌亮(いとう まさあき、1961年[1] - )は、日本社会学者情報学研究者、成蹊大学文学部現代社会学科教授[2]

経歴

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1985年東京外国語大学外国語学部ドイツ語学科を卒業後、一般企業で勤務。2001年から2008年まで、東京大学大学院学際情報学府で修士・博士課程を経た[2]2009年4月に、愛知淑徳大学現代社会学部准教授となった。翌2010年4月からは改組により愛知淑徳大学メディアプロデュース学部准教授となったが、2015年4月に成蹊大学文学部教授に転じた[2][3]2010年12月に「フラッシュモブズ:儀礼と運動の交わるところ」により、東京大学から博士(学際情報学)を取得した[4]。2000年代初頭に2ちゃんねるの一部で特定日に同伴禁止、会話禁止、特定商品注文という「吉野家祭り」を「インターネットを介したコミュニケーションと関わって発生する集団的行動だ」として関心を寄せ、参与観察を踏まえた論文を書いている[5]

おもな著書

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単著

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  • フラッシュモブズ:儀礼と運動の交わるところ、NTT出版、2011年
  • デモのメディア論:社会運動社会のゆくえ、筑摩書房筑摩選書)、2012年
  • ネット右派の歴史社会学:アンダーグラウンド平成史1990-2000年代、青弓社、2019年
  • 炎上社会を考える:自粛警察からキャンセルカルチャーまで、中公新書ラクレ、2022年

訳書

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  • (キャロリン・マーヴィン (Carolyn Marvin) )古いメディアが新しかった時:19世紀末社会と電気テクノロジー、新曜社、2003年 - 吉見俊哉水越伸との共訳

脚注

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  1. ^ フラッシュモブズ 儀礼と運動の交わるところ”. NTT出版. 2015年8月16日閲覧。
  2. ^ a b c 伊藤昌亮 - researchmap
  3. ^ 伊藤 昌亮(いとうまさあき)成蹊大学教授”. 書評専門紙「週刊読書人ウェブ」. 2019年10月12日閲覧。
  4. ^ フラッシュモブズ:儀礼と運動の交わるところ 伊藤昌亮”. 国立国会図書館. 2015年8月16日閲覧。
  5. ^ 伊藤昌亮 (2005年1月31日). “ネットに媒介される儀礼的パフォーマンス : 2ちゃんねる・吉野家祭りをめぐるメディア人類学的研究”. マス・コミュニケーション研究 (日本マス・コミュニケーション学会) (66): 91-110.  NAID 110002954345

外部リンク

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