松浦だるま
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(今/渦子 ゆく琥珀色のはてから転送)
松浦 だるま | |
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生誕 | 1984年??月??日 |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 2009年 - |
ジャンル | 青年漫画 |
代表作 | 『累 -かさね-』 |
受賞 |
第12回イブニング新人賞 優秀賞 第19回イブニング新人賞 優秀賞 |
松浦 だるま(まつうら だるま、1984年[1] - )は、日本の漫画家。神奈川県横浜市在住[2]。2009年と2012年の「イブニング新人賞」でそれぞれ優秀賞を受賞し、2013年に『累 -かさね-』で連載デビュー。2014年には同名のペンネームで小説家としてもデビューした[3]。
来歴
[編集]1984年に出生[1]。漫画好きの親の影響で幼少期から漫画作品に触れて育ち[4]、小学生の頃には漠然とした夢として「漫画家」になることを望むようになる[5]。その後も漫画家になるという夢は抱きつつも、ほかの選択肢も広げるためとして美術系の大学への進学を決意[6]。数年の浪人生活を経て入学し[6]、油絵を専攻する[7]。
大学を中退後、漫画作品の投稿を開始[8]。2009年に『イブニング』(講談社)主催の「第12回イブニング新人賞」において、初投稿作『チョコレートミントの初恋』で「ゆうきまさみ大賞 優秀賞」を受賞[2][9]。2012年にも同誌主催の「第19回イブニング新人賞」において、投稿二作目の『雪女と幽霊』で「宇仁田ゆみ大賞 優秀賞」を受賞[2][9]。その後、青木幸子や国広あづさらのアシスタント経験を経て[6]、2013年に『イブニング』掲載の『累 -かさね-』で連載デビュー[7]。同作は実写映画化もされることとなった[10]。また、2014年には『累 -かさね-』の前日譚となるスピンアウト小説の執筆も担当し、小説家としてもデビューした[3]。
人物
[編集]- ペンネームの「松浦だるま」は、小学生のときに考案したもの[11]。語感のみで決めており、「だるま(達磨)」に特別な意図があったという訳ではないということと、「松浦」は本名であるということを述べている[11]。
- 父の影響で手塚治虫や水木しげるの作品に触れ[4]、影響を受けた漫画家としてこの2人を挙げている[2]。このほかに好きな作品として『あしたのジョー』や『巨人の星』などを挙げ[2][4]、「自分が生まれる以前のマンガが大好き」だと語っている[2]。また、絵のルーツとしては『きんぎょ注意報!』を挙げている[2]。
作品リスト
[編集]連載漫画
[編集]- 累 -かさね-(講談社『イブニング』2013年10号 - 2018年17号)全14巻
- 今/渦子 往く琥珀色のはて(講談社『イブニング』2019年2号 - 2019年5号) - 全4話構成の短期連載
- 今/渦子 ゆく琥珀色のはて(講談社『イブニング』2019年20号, 22号) - 『今/渦子 往く琥珀色のはて』のシリーズ連載化。上記と合わせて『いまかこ』のタイトルで単行本化された。
- 太陽と月の鋼(小学館『ビッグコミックスペリオール』2020年13号 - )既刊9巻
- 激紅のレッドアイ(コンテ:花林ソラ、漫画:月山可也、LINE Digital Frontier『LINEマンガ』2024年2月27日[12] - )※MYRIAGON STUDIOとともに原作担当[12]
読み切り漫画
[編集]小説
[編集]その他
[編集]- 『幽』(KADOKAWA〈カドカワムック〉2015年27号) - エッセイの寄稿[15]。
- 『松浦だるま「累」画集 紅虹』(講談社)
- 『めしにしましょう』(作:小林銅蟲・講談社) 単行本第1-2巻巻末での次巻予告
- 『半身』(作:サラ・ウォーターズ・訳:中村有希・東京創元社〈創元推理文庫〉) 創元推理文庫60周年フェア期間限定表紙イラスト[16]
- 『月刊プリンセス』(秋田書店、2021年10月号) - 『薔薇王の葬列』トリビュートイラスト企画[17]
- 映画『ラストナイト・イン・ソーホー』(2021年11月[18]) - イラスト寄稿[18]
関連人物
[編集]- 青木幸子
- 漫画家。デビューまでの期間にアシスタントを務めた[6]。
- 国広あづさ
- 同上[6]。
- 小林銅蟲
- 漫画家。『累 -かさね-』にアシスタントとして参加している[19]。
- 霧隠サブロー
- 同上[20]。
脚注
[編集]- ^ a b “本日発売のイブニング21号に掲載された【ゆうきまさみ×松浦だるまスペシャル対談】の〔完全版〕を公開!”. イブニング公式サイト (2014年10月14日). 2018年4月29日閲覧。
- ^ a b c d e f g 田中圭一 (2015年11月27日). “田中圭一×『累』松浦だるま先生インタビュー”. BookLive. 2016年8月6日閲覧。
- ^ a b “「累」番外編で松浦だるまが小説家デビュー”. コミックナタリー (2014年10月23日). 2018年5月19日閲覧。
- ^ a b c “虫ん坊 2017年11月号 特集1:手塚治虫生誕90周年記念企画 スペシャルインタビュー第1回 松浦だるまさん”. 手塚治虫公式サイトTezukaOsamu.net. 2018年5月19日閲覧。
- ^ “勝手に読書伝説Vol.21 松浦だるまインタビュー&『累―かさね―』ガイド 03”. ひかりTVブック (2015年2月2日). 2018年5月19日閲覧。
- ^ a b c d e “「壊された絵」から『累』は始まった。松浦だるまインタビュー(1) - コミックDAYS-編集部ブログ-”. コミックDAYS (2018年2月5日). 2018年5月19日閲覧。
- ^ a b “人の運命をも変える“美醜” その本質を描く『累』はこうして生まれた〈松浦だるまインタビュー前編〉”. ほんのひきだし (2017年8月28日). 2018年5月19日閲覧。
- ^ “【第35回イブニング新人賞応募受け付け中】『累 ?かさね?』松浦だるま氏スペシャルインタビュー・前編をお届けします!”. イブニング公式サイト (2017年2月28日). 2018年5月19日閲覧。
- ^ a b “勝手に読書伝説Vol.21 松浦だるまインタビュー&『累―かさね―』ガイド”. ひかりTVブック (2015年2月2日). 2018年5月19日閲覧。
- ^ “「累」2018年に実写映画化!口紅の力で演劇界をのし上がる物語”. コミックナタリー (2017年6月23日). 2018年5月19日閲覧。
- ^ a b “松浦だるま 特集 松浦だるま先生 インタビュー”. まんが王. 2018年5月19日閲覧。
- ^ a b “松浦だるま×花林ソラ×月山可也のタッグで描くLINEマンガ新連載「激紅のレッドアイ」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2024年2月2日) 2024年2月28日閲覧。
- ^ “月スピで松浦だるまが「鉄腕バーディー」描く、次号ゆうきまさみ×三谷幸喜対談”. コミックナタリー (2015年12月26日). 2018年5月19日閲覧。
- ^ “松浦だるま「累」13巻特装版、母と娘を描く書き下ろし短編小説「漣の糸」付属”. コミックナタリー (2018年3月13日). 2018年5月20日閲覧。
- ^ “「幽霊画」全力特集! 夏に読みたい怪談専門誌『幽』最新号&幽霊画展開催情報”. ダ・ヴィンチニュース (2015年7月2日). 2018年5月19日閲覧。
- ^ “東京創元社の文庫フェアにマンガ家10名、お気に入り作品のカバー描き下ろす(画像ギャラリー 7/10)”. コミックナタリー (2019年2月18日). 2022年12月20日閲覧。
- ^ “プリンセスに「王家の紋章」00巻付属、イラスト集発売など45周年企画も続々”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年9月6日) 2021年9月6日閲覧。
- ^ a b “松浦だるまが映画「ラストナイト・イン・ソーホー」イラスト寄稿、称賛コメントも”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年11月20日) 2021年11月20日閲覧。
- ^ “漫画『めしにしましょう』小林銅蟲先生に「超級カツ丼」をごちそうになってきた【やりすぎ飯】”. メシ通 ホットペッパーグルメ. リクルート (2017年3月8日). 2018年4月29日閲覧。
- ^ “読者と作者は本質的にすれちがうもの。松浦だるまインタビュー(3) - コミックDAYS-編集部ブログ-”. コミックDAYS (2018年2月8日). 2018年5月19日閲覧。
外部リンク
[編集]- 松浦だるま (@darumaym) - X(旧Twitter)
- 松浦 だるま - pixiv