コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

今福愛志

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

今福 愛志(いまふく あいし、1941年 - )は、日本の会計学者日本大学経済学部教授を経て、現在、日本大学名誉教授。元公認会計士試験委員。税理士試験委員。博士(経済学)武蔵大学)。

略歴

[編集]
  • 1941年 東京都八王子市生まれ:1960年 富士電機製造東京本社勤労部(1963年退職):1965年 日本大学商学部商業学科卒業:1967年 明治大学大学院経営学研究科修士課程修了(指導教授 不破貞春):1967年 国際大学(現 沖縄国際大学)専任講師(1968年退職):1971年 明治大学大学院商学研究科博士課程修了(指導教授 不破貞春)。
  • 1971年 日本大学経済学部助手:1981年 日本大学経済学部教授。
  • 1981年 ミシガン大学、ペイトン・アカウンティング・センター 客員研究員。Abraham J. Briloff(ニューヨーク市立大学バルック校distinguished professor)の推薦 でPaton Accounting Center 所長であるRobert Mautz教授のもとで学ぶ(1982年まで)。研究テーマ「現代米国会計学の位置づけ」。
  • 1992年 日本会計学会学会賞(「会計基準の展開と米国会計学の位置」『會計』141巻1号(1991年))。
  • 1992年 ニューヨーク州立大学バッファロー校 Robert Chatov准教授(主要著書:Corporate Finacial Reporting -Public or Public Control, The Free Press, 1975)のもとで、客員研究員として年金会計論を研究する。
  • 1992年 日本公認会計士協会学術賞(対象著書『会計政策の現在』(同文舘)。
  • 1993年 博士(経済学)武蔵大学)の学位を取得、対象論文「会計政策の現在」。
  • 1996年 東北大学大学院経済学研究科講師(夏季集中講義)。
  • 1997年 大蔵省企業会計審議会年金部会臨時委員(1998年まで):
  • 1998年 公認会計士試験委員(2000年まで)。
  • 1997年 大分大学経済学部集中講義。2000年 中央大学大学院商学研究科講師(2012年まで)。武蔵大学経済学部講師(2000年まで)。
  • 2003年 ハワイ大学会計学部客員研究員(2004年まで)。Robert Young教授のもとで、「企業統治の会計学に関する国際比較」に関して研究する。
  • 2008年 税理士試験委員(2011年まで)。
  • 2011年 定年退職:『今福愛志定年退職記念号』(『経済集志』日本大学経済学部、第81巻第3号、2011年10月)。
  • 学部非常勤講師(2016年3月まで):大学院非常勤講師(2021年3月まで)。
  • 2012年1月 日本大学名誉教授。
  • 2021年 瑞宝中綬章を受章[1][2]

主要著書

[編集]

単著

[編集]
  • 『現代の企業会計』森山書店 1980年
  • 『会計政策の現在』(日本公認会計士協会学術賞)同文舘 1991年 (本書の翻訳版ではないが、ほぼ全訳の韓国版がある。鄭鎮守著『現代会計政策論(현대회계정책론)』圓光大学校出版局、1995年)。)
  • 『企業年金会計の国際比較』中央経済社 1996年
  • 『年金の会計学』新世社、2000年
  • 『労働債務の会計』白桃書房 2001年
  • 『企業統治の会計学』中央経済社 2009年
  • 『今 福 愛 志の書評集-会計学を読む』(私家版)谷(やじま)島、2011年(国内外の著書・論文・資料など54編の書評を収録)

共編著

[編集]
  • 『退職給付会計:制度・実務・分析』中央経済社 2000年
  • 『企業統治の会計』東京経済情報出版 2003年
  • 『財務報告のための割引キャッシュフロー計算』北村敬子・今 福 愛 志編著、中央経済社 2000年
  • 『日米における会計の実態調査』(『産業経営動向調査書(第7号)』代表者 今 福 愛 志、日本大学経済学部産業経営研究所、1985年
  • A Comparative Study on Accounting Policy between Japanese and the U.S. Companies, ed. Aishi Imafuku, The Institute of Business Research, Nihon University, 1986.
  • Collected Writings of DR Scott with Commentary, 2nd edition, ed. Kvam, Robert L., Haseman, Wilber, C., and Elam, Rick, University of Missouri-Columbia, Aishi Imafuku, "The Revival of DR Scott's Accounting Theory," 1982 .

共訳書

[編集]

●D.R .ラッド『 現代会社会計論』不破貞春・今 福 愛 志共訳、同文舘 、1970年

●W.A.ペイトン『 会社利潤論』原亨・今 福 愛 志共訳、千倉書房 、1974年

● A.T.マックリーン『ECにおける企業と会計』名東孝二監訳、日本生産性本部、1977年

●フィッチ/オッペンハイマー『だれが会社を支配するか』岩田巌/高橋昭三監訳 ミネルバヴァ書房、 1978年

●A.J.ブリロフ 『現代企業と不正経理』熊野実夫・今 福 愛 志・中根敏晴共訳マグロウヒル好学社、 1980年

●『アメリカ公会計原則』菊池祥一郎監訳、同文舘、1986年

脚注

[編集]
  1. ^ 『官報』号外第99号、令和3年4月30日
  2. ^ 令和3年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. 2023年1月15日閲覧。

参考文献

[編集]

外部リンク

[編集]