今日、キミに会えたら
今日、キミに会えたら | |
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Like Crazy | |
監督 | ドレイク・ドレマス |
脚本 |
ドレイク・ドレマス ベン・ヨーク・ジョーンズ |
製作 |
ジョナサン・シュワルツ アンドレア・スパーリング |
製作総指揮 |
スティーヴン・M・レイルズ マーク・ロイバル オードリー・ウィルフ ジギ・ウィルフ |
出演者 |
アントン・イェルチン フェリシティ・ジョーンズ ジェニファー・ローレンス アレックス・キングストン |
音楽 | ダスティン・オハロラン |
撮影 | ジョン・ガレセリアン |
編集 | ジョナサン・アルバーツ |
配給 | パラマウント・ヴァンテージ |
公開 |
2011年1月22日(SFF) 2011年10月28日 |
上映時間 | 90分[1] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $250,000[2] |
興行収入 | $3,542,353[3] |
『今日、キミに会えたら』(Like Crazy)は、ドレイク・ドレマス監督、アントン・イェルチン、フェリシティ・ジョーンズ、ジェニファー・ローレンス、アレックス・キングストン出演の2011年のアメリカ合衆国の恋愛ドラマ映画である。2011年にサンダンス映画祭で審査員大賞を受賞した[4]。台詞は即興によるものである[5]。
日本では劇場未公開だが、DVDが2013年5月10日に発売された[6]。
ストーリー
[編集]ロサンゼルスの大学に留学していたイギリス人のアンナはそこでジェイコブと恋に落ちる。しかし、アンナはビザの期限が過ぎても帰国しなかったために強制送還されてしまい、2人は遠距離恋愛をすることになる。距離と時差に阻まれた2人の気持ちは揺らぎ始め、ジェイコブはサマンサという新しい恋人まで作るが、それでも互いに離れられないジェイコブとアンナはイギリスで結婚する。結婚したことでアンナのアメリカへの入国許可はすぐに得られると思われたが、なかなか許可は下りない。その焦りが2人の間に深い溝を生み、その結果、ジェイコブはサマンサとよりを戻し、アンナは隣人のサイモンと同棲するようになる。しかし、サイモンがアンナの両親の前でアンナに求婚したことから、アンナの気持ちは大きく揺らぐ。そして、ちょうどアンナのアメリカへの入国許可が下りていたことから、アンナとジェイコブはアメリカで2人で暮らすことになる。はた目には上手く行っているように見える2人だったが、2人の間にかつてのような熱い思いはなくなっていた。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替。
- ジェイコブ・ヘルム - アントン・イェルチン(須田祐介)
- アンナ・ガードナー - フェリシティ・ジョーンズ(清水理沙)
- サマンサ - ジェニファー・ローレンス(牛田裕子)
- サイモン - チャーリー・ビューリー(川原慶久)
- リズ - フィノラ・ヒューズ(日野由利加): アンナの文才を評価している上司。
- バーナード・ガードナー - オリヴァー・ミュアヘッド(金尾哲夫): アンナの父。
- ジャッキー・ガードナー - アレックス・キングストン(喜代原まり): アンナの母。
- サブリナ - キーリー・ハゼル
- マイク - クリス・メッシーナ
- ロス - ベン・ヨーク・ジョーンズ
- エリオット - ジェイミー・トーマス・キング
製作
[編集]物語は監督のドレイク・ドレマスとその元妻の実体験からインスピレーションを得ている[7][8]。
映画は安価なキヤノン EOS 7Dデジタル一眼レフカメラで撮影され、その製作費は25万ドル未満に抑えられた[2]。
評価
[編集]Rotten Tomatoesでは139件のレビューで支持率は73%となっている[9]。クリスチャン・サイエンス・モニターの2011年のベスト映画では3位となっている[10]。
受賞とノミネート
[編集]賞 | 部門 | 対象 | 結果 |
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シカゴ映画批評家協会賞[11] | 有望映画作者賞 | ドレイク・ドレマス | ノミネート |
エンパイア賞[12] | 新人女優賞 | フェリシティ・ジョーンズ | 受賞 |
ゴッサム・インディペンデント映画賞[13][14] | ブレイクスルー俳優賞 | フェリシティ・ジョーンズ | 受賞 |
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞[15] | ブレイクスルー演技賞 | フェリシティ・ジョーンズ | 受賞 |
MTVムービー・アワード | 音楽賞 | "Impossible" フィギュリン |
ノミネート |
サンダンス映画祭 | 審査員大賞(ドラマ部門) | ドレイク・ドレマス | 受賞 |
審査員特別賞(ドラマ部門) | フェリシティ・ジョーンズ | 受賞 |
参考文献
[編集]- ^ “Like Crazy (12A)”. British Board of Film Classification (2011年10月4日). 2011年12月8日閲覧。
- ^ a b Lyttelton, Oliver (October 26, 2011). “Drake Doremus Says He Shot 'Like Crazy' For $250,000 On A $1,500 Still Camera”. IndieWire. 2011年11月13日閲覧。
- ^ “Like Crazy”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年9月4日閲覧。
- ^ Jay A. Fernandez; Daniel Miller (January 29, 2011). “Sundance: 2011 Festival Award Winners”. Hollywood Reporter blog "Risky Business" 2012年6月21日閲覧。
- ^ “Felicity Jones: rising star”. The Daily Telegraph (July 31, 2011). 2011年11月17日閲覧。
- ^ ASIN B00BAMTOEA, 今日、キミに会えたら [DVD] (2013年5月10日)
- ^ Garrison, Cassandra (October 4, 2011). “‘Like Crazy’: Based on a true story?”. Metro 2011年10月4日閲覧。
- ^ Carrillo, Sarah (August 30, 2004). “Student's visa leaves her stuck in Austria”. Graphic. Pepperdine University. 2012年1月27日閲覧。
- ^ Like Crazy - Rotten Tomatoes
- ^ Rainer, Peter (December 21, 2011). “10 best movies of 2011 - 'Like Crazy'”. The Christian Science Monitor. 2012年1月27日閲覧。
- ^ “CFCA Names Tree of Life Best Picture”. シカゴ映画批評家協会. 2011年12月20日閲覧。
- ^ “Best Female Newcomer”. エンパイア. 2012年9月4日閲覧。
- ^ “And So It Begins, 'The Descendants' & 'Martha Marcy May Marlene' Lead Gotham Award Nominees”. indiewire.com. 2011年11月20日閲覧。
- ^ “Gotham Awards Torn Between Tree of Life and Beginners”. E ONLINE (2011年11月28日). 2011年11月30日閲覧。
- ^ “スコセッシ監督の3D映画に栄冠 ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞”. 映画.com (2011年12月2日). 2011年12月4日閲覧。