仁田川
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仁田川 | |
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水系 | 二級水系 仁田川 |
種別 | 二級河川 |
延長 | (飼所川)12.9 km |
流域面積 | 79.9 km2 |
水源 | 鳴滝山西側斜面・御嶽南東側斜面 |
水源の標高 | 343 m |
河口・合流先 | 仁田湾(対馬海峡西水道) |
流域 | 日本・対馬市(上対馬) |
仁田川(にたがわ)は、上対馬中央部を西へ流れ、仁田湾(対馬海峡西水道)へ注ぐ二級河川である。流域は長崎県対馬市に属する。上対馬をほぼ横断する対馬最大の川で、流域面積79.9km2は長崎県内の河川でも本明川・佐々川・川棚川に次ぐ第4位である。
水系としては、南隣を流れ河口近くで合流する飼所川(かいどこがわ)を含めて「仁田川水系」と定義される。南の飼所川に対し、北の仁田川を瀬田川とも呼ぶ。飼所・瀬田とも下流域の集落名である。
流域
[編集]上対馬の東側・上対馬町琴地区に近い鳴滝山(標高343m)西側斜面を水源とする。鳴滝山を挟むように北西側から仁田川、南西側から飼所川が流れ出す。仁田川の上流部は「目保呂川」「迷暮路川」と呼ばれ、森林に覆われた山地に芦見河内・大矢谷などの谷を刻んで流れ下る。
それらの流れは御嶽(標高479m)東側の谷に集まり、谷底平野の中を蛇行しながら南西へ流れる。中流域には平成11年(1999年)に目保呂ダムが完成した。
目保呂ダム以降の谷底平野には、宮原・中栗栖・瀬田・樫滝・飼所・下里の6集落と田畑がある。河口付近で飼所川が合流し、下里で仁田湾へ注ぐ。なお、樫滝と下里では弥生時代の遺跡も発見されている。
支流
[編集]- 飼所川 - 仁田川の南を流れ、河口付近で合流する。流路延長12.9kmは仁田川の10.3kmより長い。鳴滝山の南西側斜面を水源とする。上流部は「久留栖川」と呼ばれ、ここには昭和53年(1978年)に仁田ダムが完成した。仁田ダム以降はセパ山谷・信常谷・仏坂川などを併せ、谷底平野を大きく蛇行しながら西へ流れる。飼所の集落を過ぎて仁田川と合流する。
河川施設
[編集]- 目保呂ダム
- 仁田川中流に、平成11年(1999年)に完成した。堤高40m・堤頂長150m・流域面積17.1km2・総貯水量540万m3の重力式コンクリートダム。
- 仁田ダム
- 飼所川上流に、昭和53年(1978年)に完成した。堤高33.4m・堤頂長104m・流域面積11.1km2・総貯水量227万m3の重力式コンクリートダム。
橋梁
[編集]- 国道382号 - 下流に架かる。
平行する交通
[編集]道路
[編集]- 長崎県道180号舟志宮原線 - 仁田川に並走。
- 長崎県道56号上県小鹿港線 - 飼所川に並走。
参考文献
[編集]- 目保呂ダム/仁田ダム - ダム便覧
- 長崎県土木部河川課 ながさきの水辺
- 国土地理院 地図閲覧サービス 2万5千分1 鹿見
- 角川日本地名大辞典編纂委員会編『角川日本地名大辞典 42 長崎県』1987年 ISBN 9784040014203