京阪バス京田辺営業所
京阪バス京田辺営業所(けいはんバスきょうたなべえいぎょうしょ)は、京都府京田辺市田辺茂ヶ谷にある京阪バスの車庫・営業所である。京阪バスの営業所の中では最も新しい開設である。最寄停留所は「茂ヶ谷」(もがだに)。
本項では京阪宇治バス京田辺営業所、及び旧・京阪宇治交通及び旧・京阪宇治交通田辺の田辺営業所時代についても記述する。
社用車に記してある略称は「田」である。
概要
[編集]京阪バスの営業所別の営業キロ総延長は、2007年11月9日までは交野営業所に次いで長く、京田辺市、八幡市の東側、南側、城陽市、宇治田原町、久御山町の大半、枚方市や宇治市の一部、京都市伏見区の一部にも乗り入れていた。
運行エリアは2007年11月10日に整理され、宇治・城陽・宇治田原地区の路線は京阪宇治バスに移管された。
京阪バスの運行は、2007年4月より2020年3月末まで京阪宇治バス→京都京阪バスに委託され、より一層のコストダウンが図られた。同所に京阪宇治バス田辺営業所を設置し、京阪宇治バスとしての路線運営は同年11月10日より開始した。同時に京阪宇治バスの車両も配属され、京阪バスと京阪宇治バスとで同営業所を共用することとなった。京阪バスにおける他社との営業所施設共用は、1999年4月1日の京阪シティバス発足による洛南営業所の共用開始以来2例目となる。しかし京阪宇治バスは2014年4月1日に京阪シティバスと合併し京都京阪バスとなり、同時に営業所は移転したため現在は京阪バスの単独営業所となっている[注 1]。
当営業所開設当初より、京田辺、八幡地区の他に宇治地区の一部路線も担当していた。
2009年11月1日より、急行バスの路線として京都駅八条口までの路線が設定され、また津田サイエンスヒルズ線の全線と枚方尊延寺線の一部を枚方営業所より移管し、津田駅、長尾駅、枚方市駅への乗り入れが開始された。これにより、営業所別の一般路線バス(一般路線扱いの急行バスも含む)の営業キロ総延長は京阪バス営業所中で最大となった。さらに2010年9月5日の改正で樟葉長尾線の大半の管轄を開始(枚方営業所より大半の便を移管し共同管轄とした)し、運行エリアが更に広がっている。
2010年4月26日改正より、京阪宇治バスの青谷線は13年ぶりに宇治営業所に移管された。しかし、青谷線は2012年3月31日限りで休止となった。
2013年3月16日改正で、当営業所の一般路線は津田サイエンスヒルズ線の延長開業で河内磐船駅への乗り入れを開始したため、初めて交野市域を管轄することとなった。開業した津田駅 - 交野警察署前 - 河内磐船駅間についても運行区間の大半が交野市域でありながら京田辺営業所のエリアとなっている。なお、津田サイエンスヒルズ線は同日より交野営業所との共管となり、一部便ではあるが交野営業所の車両も運用されるようになった(河内磐船駅周辺が交野営業所のエリアとなるのと大型車の運行を開始したことによる)。
2013年12月21日の改正で淀長岡京線を管轄することとなったため、営業所から相当大きく離れた淀界隈や長岡京市にもやはり飛び地で路線を設定した。2014年4月1日改正より、京阪シティバスと京阪宇治バスの合併により、京阪シティバスから京都南部線が移管された。これにより淀界隈や長岡京市の他、JR山崎や竹田駅西口、京都駅八条口にも来るようになり、その一部は淀長岡京線と共通運用となっている。しかし、2017年3月18日のダイヤ改正で京都南部線と淀長岡京線は男山営業所に移管された(その後2019年4月1日改定より京都南部線についても20年振り、京阪シティバス時代を含めると5年振りに洛南営業所管轄に復帰することとなり、京都南部線と共通運用を組む淀長岡京線についても洛南営業所管轄に変更)。この他にも八幡田辺線の74Aと74B号経路が男山営業所に移管した。その一方で、これまで男山営業所が管轄していた長尾駅発着の摂南大学枚方キャンパス・北山中央発着のNS経路が京田辺営業所に移管。
2018年4月1日より津田サイエンスヒルズ線は全便が交野営業所に移管されるため、京田辺営業所の一般路線バスは交野市より撤退。また関西外国語大学学研都市キャンパスの移転による路線の縮小や一部区間の廃止も重なり、同日をもって杉山手以西の津田駅・枚方市駅方面からも撤退し、前年の淀長岡京線と京都南部線の撤退と併せて、大幅に運行エリアを縮小した。
「支所」と「営業所」の混在(2社共用時代)
[編集]当営業所は、旧・京阪宇治交通時代には男山営業所の支所であり、同社の京阪バスへの合併時も正式名称は「田辺営業所」ながら「男山営業所京田辺支所」あるいは単に「田辺支所」とも呼ばれていた。
一方、京阪宇治交通田辺は2002年5月の運営開始当初より支所ではない正式な「田辺営業所」であり、京阪バスへの一本化を経て再度共同使用することになった京阪宇治バスも正式な営業所とした。このため、同じ敷地内であってもこれらの時期には片方の事業者が「支所」、もう片方が「営業所」を名乗る(京阪バスの「支所」は通称)状態となっていた。しかし、2008年5月に移転して「京田辺営業所」に改称してからは「支所」という呼称は見られなくなった。
その後2024年7月に支所から独立し正式に営業所へと格上げされている。
沿革
[編集]京阪バス
[編集](旧・京阪宇治交通、旧・京阪宇治交通田辺)
- 1989年: 田辺町(現・京田辺市)草内に、京阪宇治交通田辺支所として開設。
- 2002年5月11日: 京阪宇治交通田辺の運営開始により、京阪宇治交通と京阪宇治交通田辺との共用となる。京阪宇治交通田辺は「田辺営業所」。
- 2002年秋頃: リムジンバスが宇治営業所から移管される。同時に京阪宇治交サービスへの委託路線から直営での運行となる。
- 2006年4月1日: 両社の京阪バスへの合併により、施設の全てを京阪バスに移管する。
- 2007年11月10日: 施設の一部を京阪宇治バスとの共用を開始する。
- 2008年5月10日: 現在地に移転し「京田辺支所」に名称変更。
- 2024年7月1日:組織改正に伴い「京田辺営業所」に名称変更。
京阪宇治バス
[編集]- 2007年
- 4月1日: 開設。
- 11月10日: 路線運営を開始。
- 2008年5月10日:現在地に移転。京田辺営業所に改称。
- 2014年4月1日:京阪シティバスとの合併による営業所の移転集約により京阪宇治バスのみ営業所を廃止。移転先は京都京阪バス八幡営業所[1]。
現行路線
[編集]主要ターミナルは樟葉駅、石清水八幡宮駅、長尾駅、松井山手駅、近鉄新田辺など。該当項目及びJR京田辺も参照。
樟葉長尾線
[編集]樟葉駅から南東に進み、長尾駅や藤阪ハイツを結ぶ路線。
かつてはいずれも枚方の管轄であったが2009年9月1日より京田辺と共管になった後、2022年12月17日より全便京田辺に移管された。
樟葉駅 - 長尾駅間には91号経路も運行している。この系統も樟葉長尾線だが、北山線と広範囲で重複することから男山の管轄となっている[注 2]。
樟葉・長尾の両駅へ向かう地元住民だけではなく、駅から招提地区をはじめとした事業所が密集しているエリアへの通勤利用も多い。
国道田近・国道招提両停留所はニトリモール枚方[2]の最寄り停留所であり、土休日を中心に買物客の利用もある。なお停留所名に「国道」と付くが国道1号線上に停留所はなく、ごくわずかな国道区間の前後に両停留所が設置されている。
91号経路も含め、全系統合わせると日中1時間に4〜6本程度の運行となる。本数の少ない路線が目立つ京田辺管内では運行頻度が非常に高い部類に入る。
樟葉駅では97号経路以外は4Aのりばからの発車。
長尾駅・枚方カントリー方面
[編集]運行開始当初は現在の94号経路に相当する樟葉駅 - 長尾駅のみの運行。枚方カントリー倶楽部は枚方市最東端にあるゴルフ場で、1987年11月より乗り入れている。なお延伸後も枚方営業所管内で経路番号再編が行われる前日の2002年3月8日までは全て31号経路で、発着地による番号の区別はされていなかった。同日改正までは枚方カントリー発長尾駅行きの区間便も存在した。
枚方市内完結の路線ではなく、枚方カントリー口停留所は枚方市内ではなく八幡市内に所在する[注 3]。
樟葉駅 - 東山間から長尾東町一丁目以遠の区間利用で2区運賃となる。
長尾駅では樟葉駅行きは2のりばに着発。枚方カントリー方面行きは原則1のりば発だが、平日朝10時発までの93号経路7本のみ、関西みらい銀行前のりばに停車する。
- 92号経路:樟葉駅 - 船橋 - 東山 - 中の池公園 - 企業団地中央 - 国道田近 - 国道招提 - ぽえむ南橋 - 招提大谷 - 長尾谷町 - 既製服団地 - 長尾口 - 長尾駅 - 枚方カントリー口
- 樟葉駅行きは平日朝8本と土休日朝7本・毎夜間1本運行。樟葉駅発は夕方以降に平日3本・土休日4本運行。
- 93号経路:樟葉駅 - 船橋 - 東山 - 中の池公園 - 企業団地中央 - 国道田近 - 国道招提 - ぽえむ南橋 - 招提大谷 - 長尾谷町 - 既製服団地 - 長尾口 - 長尾駅 - 枚方カントリー口 - 枚方カントリー
- 基本系統。終日、概ね30分間隔で運行される。
- 94号経路:樟葉駅 - 船橋 - 東山 - 中の池公園 - 企業団地中央 - 国道田近 - 国道招提 - ぽえむ南橋 - 招提大谷 - 長尾谷町 - 既製服団地 - 長尾口 - 長尾駅
- 樟葉駅行きは平日朝3本と土休日朝1本・毎夜間1本運行。長尾駅行きは平日朝2本のみ。
企業団地方面、藤阪ハイツ発着
[編集]運行開始当初は枚方35号経路。
長尾駅には寄らずに、長尾谷町から藤阪ハイツへ直行する。
- 95号経路:樟葉駅 - 船橋 - 東山 - 中の池公園 - 企業団地中央 - 国道田近 - 国道招提 - ぽえむ南橋 - 招提大谷 - 長尾谷町 - 藤阪ハイツ
- 平日の日中は60分間隔だが、樟葉駅発については朝ラッシュ以降は13時台まで運行がない。
- 土休日の日中は90分間隔での運行。
招提方面、藤阪ハイツ発着
[編集]1994年7月10日運行開始。当初は枚方45号経路。
この系統のみ、招提線(男山管轄)と広範囲で重複する関係で樟葉駅では3Aのりば発となる。
- 97号経路:樟葉駅 - 西船橋 - 牧野高校前 - 関西記念病院前 - 招提北町 - 招提元町 - 国道招提 - ぽえむ南橋 - 招提大谷 - 長尾谷町 - 藤阪ハイツ
- 樟葉駅発は日中のみ。平日は12時台まで30分・以降60分間隔。
- 平日の樟葉駅行きは朝にも運行があるが、以降は1時間ごと。95号経路と合わせて30分間隔となっている。
- 土休日は概ね90分間隔で、6往復が運行される。
山手線
[編集]64・67B号経路とコミュニティバスを除き男山と共管。
駅前停留所での発着のりばや共管の系統に関する運行形態等についての詳細は男山の同項に記載されているのでそちらを参照されたい。
水珀方面
[編集]かつては京田辺管轄の16C号経路も設定されていた。
- 16号経路:樟葉駅 - みさき - 公園前 - 中央センター前 - 大芝・松花堂前 - 吉井 - 水珀 - 美濃山口 - 松井 - 大住ヶ丘 - 松井山手駅
- 16A号経路:樟葉駅 - みさき - 公園前 - 中央センター前 - 大芝・松花堂前 - 吉井 - 水珀 - 本郷 - 美濃山小学校 - 松井山手駅
- 16B号経路:樟葉駅 → みさき → 公園前 → 中央センター前 → 大芝・松花堂前 → 吉井 → 水珀 → 松井 → 大住ヶ丘 → 松井山手駅 → 美濃山小学校 → 本郷 → 水珀 → 吉井 → 大芝・松花堂前 → 中央センター前 → 公園前 → みさき → 樟葉駅
- 67B号経路:樟葉駅 - みさき - 公園前 - 中央センター前 - 大芝・松花堂前 - 吉井 - 水珀 - 美濃山口 - 松井山手駅 - 大住ヶ丘 - JR大住駅 - 稲葉 - JR京田辺 - 近鉄新田辺
- 平日は朝に樟葉駅行き、夕方に近鉄新田辺行きが1本ずつ運行される。土休日の新田辺行きに限り、67D号経路に代わって昼間時間帯30分に1本運行される。逆に土休日の樟葉駅行きの設定はない(近鉄新田辺からは67D号経路として運行)。
- 67D号経路:樟葉駅 - みさき - 公園前 - 中央センター前 - 大芝・松花堂前 - 吉井 - 水珀 - 本郷 - 美濃山小学校 - 松井山手駅 - 大住ヶ丘 - JR大住駅 - 稲葉 - JR京田辺 - 近鉄新田辺
摂南大学北口方面
[編集]- 30号経路:樟葉駅 - みさき - 公園前 - くすのき小学校 - 松里 - 摂南大学北口 - 本郷 - 美濃山小学校 - 松井山手駅
- 31号経路:樟葉駅 - みさき - 公園前 - くすのき小学校 - 松里 - 摂南大学北口 - 本郷 - 美濃山小学校 - 松井山手駅 - 畠 - 稲葉 - JR京田辺 - 近鉄新田辺
京田辺市内の区間便
[編集]- 64号経路:近鉄新田辺 → JR京田辺 → 一休寺道 → 三野 → 中島橋 → 大住ヶ丘 → 松井山手駅
- 平日朝の片道1本のみ。
- 67号経路:松井山手駅 - 大住ヶ丘 - JR大住駅 - 稲葉 - JR京田辺 - 近鉄新田辺
- 68号経路:松井山手駅 - 大住ヶ丘 - 畠 - 稲葉 - JR京田辺 - 近鉄新田辺
京阪東ローズタウンコミュニティバス
[編集]松井山手駅では2のりばから発車。
2021年3月13日の改正では、クレイン京都の営業終了に伴い、クレイン京都始発の611号経路が廃止となった他、621号経路のソフィアモール - クレイン京都間が短縮された。
日中は621号経路が1時間おきに運行。他は朝夕のみ。
- 600号経路:松井山手駅 → ソフィアモール → あかねヶ丘 → 高速京田辺前 → 松井山手駅
- 610号経路:松井山手駅 → 高速京田辺前 → あかねヶ丘 → ソフィアモール → 松井山手駅
- 620号経路:松井山手駅 → 高速京田辺前 → あかねヶ丘 → ソフィアモール → 美濃山小学校 → ソフィアモール → あかねヶ丘 → 高速京田辺前 → 松井山手駅
- 621号経路:松井山手駅 - 高速京田辺前 - あかねヶ丘 - ソフィアモール
京田辺市内線
[編集]休日ダイヤのみ全便宝生苑を経由しない66B号経路、平日・土曜日は全便66A号経路が8時台から16時台まで1時間間隔で計9本運行。
2018年4月1日の改正で近鉄新田辺始発・京田辺市役所経由から現行の京田辺市役所始発・近鉄新田辺経由に経路変更された。またこの路線もかつてはクレイン京都に乗り入れていた。
近鉄新田辺では京田辺市役所行きが1・ソフィアモール行きが4のりば、松井山手駅では京田辺市役所行きが1・ソフィアモール行きが2のりばから発車。JR京田辺には2回停車する。
京田辺市役所 - 薪井手間から高速京田辺 - ソフィアモール間の区間利用で、運賃は「2区」大人260円・小児130円。その他は 「1区」大人230円・小児120円。
- 66A号経路:京田辺市役所 - JR京田辺 - 近鉄新田辺 - JR京田辺 - 長尾谷 - 茂ヶ谷 - 長尾谷 - 畠 - 宝生苑 - 山手東 - 松井山手駅 - 高速京田辺前 - あかねヶ丘 - ソフィアモール
- 66B号経路:京田辺市役所 - JR京田辺 - 近鉄新田辺 - JR京田辺 - 長尾谷 - 茂ヶ谷 - 長尾谷 - 畠 - 山手東 - 松井山手駅 - 高速京田辺前 - あかねヶ丘 - ソフィアモール
八幡田辺線
[編集]73C・74・75C・76・76B号経路は男山と共管。駅前停留所での発着のりばや共管の系統に関する運行形態等についての詳細は男山の同項に記載されているのでそちらを参照されたい。
内里経由
[編集]- 74号経路:石清水八幡宮駅 - 小西 - 上奈良 - 蜻蛉尻 - 内里 - 松井 - 三野 - 一休寺道 - JR京田辺 - 近鉄新田辺
- 79号経路:石清水八幡宮駅 - 小西 - 上奈良 - 蜻蛉尻 - 内里 - 松井 - 三野
- 74号経路などの区間便で、朝に石清水八幡宮駅行きが2本、三野行きが1本のみ運行。
岩田南経由
[編集]- 75C号経路:石清水八幡宮駅 - 小西 - 上奈良 - 八幡市民体育館 - 岩田南 - 池嶋 - 中島橋 - 一休寺道 - JR京田辺 - 近鉄新田辺
- 76号経路:石清水八幡宮駅 - 小西 - 上奈良 - 八幡市民体育館 - 岩田南
- 76B号経路:石清水八幡宮駅 - 小西 - 上奈良 - 八幡市民体育館 - 岩田南 - 池嶋
内里南方面
[編集]- 73号経路:石清水八幡宮駅 → 小西 → 上奈良 → 八幡市民体育館 → 内里南 → 内里 → 蜻蛉尻 → 上奈良 → 小西 → 石清水八幡宮駅
- 平日朝の1本のみ。
- 73C号経路:石清水八幡宮駅 → 小西 → 上奈良 → 蜻蛉尻 → 内里 → 内里南 → 八幡市民体育館 → 上奈良 → 小西 → 石清水八幡宮駅
京田辺営業所出入庫便
[編集]朝夕の数本のみ。近鉄新田辺では4のりば発。
- 69号経路:近鉄新田辺 - JR京田辺 - 長尾谷 - 茂ヶ谷
椿本チエイン直通
[編集]椿本チエインへの特定輸送もこの路線の一部として扱われる。
下記の他に、椿本チエイン操業日の週末は椿本チエインからJR京田辺行きを1本臨時運行する。新田辺では4のりば発。
- 椿本チエイン → 京田辺市役所 → JR京田辺 → 近鉄新田辺 → 京田辺市役所 → 椿本チエイン
枚方尊延寺線
[編集]枚方営業所も同様の路線を運行しているが担当経路は全て異なる。
枚方は枚方市駅南口・津田駅発着の系統を担当しており、枚方市中心部付近では昼間時でも最大7本運行されるなど重要性の高い系統群となっている。
一方京田辺は以下の長尾駅から大阪国際大学方面や近鉄新田辺発着の系統を担当する。本数はいずれも多くなく、枚方市内においては長尾駅・大阪国際大学周辺や穂谷をはじめとした山間部付近の補完としての役割もある。長尾駅発着の系統は2024年3月31日までは松井山手駅発着であった[注 4]。
現在枚方が管轄している系統の多くは当営業所と共管になっていた時期があった(こちら参照)。
長尾駅 - 穂谷橋間および天王と馬廻 - 近鉄新田辺間の区間は2区運賃(大人260円・小児130円)となる。
長尾駅では3のりば、近鉄新田辺では4のりばから発車。
- 75号経路:長尾駅 - 大阪国際大学 - 杉山手 - 榁谷橋 - 尊延寺 - 穂谷口 - 穂谷
- 朝1往復・夕方2往復の運行。
- 79号経路:近鉄新田辺 - JR京田辺 - 長尾谷 - 茂ヶ谷 - 河内峠 - 穂谷口 - 穂谷
- 主に日中の運行(おおむね1時間に1本)。
- 81号経路:近鉄新田辺 - JR京田辺 - 長尾谷 - 茂ヶ谷 - 河内峠 - 天王 - 穂谷口 - 穂谷
- 朝に新田辺行き片道1本、日中に1往復運行。
- 89号経路:長尾駅 - 大阪国際大学 - 杉山手 - 榁谷橋 - 尊延寺 - 穂谷口 - 河内峠 - 茂ヶ谷 - 長尾谷 - JR京田辺 - 近鉄新田辺
- 朝に平日2往復、土休日は新田辺行き1本。
- 89B号経路:長尾駅 - 大阪国際大学 - 杉山手 - 榁谷橋 - 尊延寺 - 穂谷口 - 穂谷 - 穂谷口 - 河内峠 - 茂ヶ谷 - 長尾谷 - JR京田辺 - 近鉄新田辺
- 夕方に長尾行きが1本、新田辺行きが2本運行。長尾駅行きは土休日朝にも1本あり。
- 89C号経路:長尾駅 - 大阪国際大学 - 杉山手 - 榁谷橋 - 尊延寺 - 穂谷口 - 穂谷 - 穂谷口 - 天王 - 河内峠 - 茂ヶ谷 - 長尾谷 - JR京田辺 - 近鉄新田辺
- 新田辺行きが朝1本、長尾駅行きが夕方2本。
その他の路線
[編集]特定輸送
[編集]直Q京都号
[編集]撤退・廃止路線
[編集]一般路線で移管されたものは京阪バス路線は津田サイエンスヒルズ線、交野南部線などを、現・京都京阪バスの路線は黄檗宇治大久保線、大久保中書島線、イオン大久保線、大久保宮ノ谷線、新田辺宇治田原線、立場線など[注 5]をそれぞれ参照。
特定バス
[編集]- 松下日東電器(現・パナソニック エレクトロニックデバイス日東)の従業員輸送。
リムジンバス
[編集]- 伊丹空港リムジン:松井山手駅 - ラポールひらかた(枚方市駅付近)- 伊丹空港
- 学研都市京田辺(近鉄新田辺)- 松井山手駅 - 樟葉駅 - ラポールひらかた - 関西空港
- 出町柳駅・二条駅・京都駅八条口-関西空港(洛南に移管)
- いずれも京阪宇治バスに運行を委託。
その他の路線
[編集]- 八幡市実証試験:八幡 - 八幡市役所前 - 御幸谷 - 本郷 - 美濃山小学校 - 松井山手駅
- 八幡市の実証試験として南北に運行。コミュニティバスではない。八幡市役所前でコミュニティバスやわたと短時間で接続するダイヤが組まれていた。
- 路線名は「八幡市南北線」。車両は京阪東ローズタウンコミュニティバスとの共通運用であり、中型・中型短尺(代走で中型長尺も運用実績あり)車での運行である。八幡市南北線で運用される際には、前面と側面入口脇に「南北線路線バス」と言うヘッドマークが掲出されていた。
- 京都けいはんな線:京都駅八条口 - 池嶋 - 中島橋 - 国立国会図書館 - 学研けいはんなプラザ
- 2017年3月21日より洛南営業所に移管。
- 久御山町のってこバス
- 久御山町のってこバスは、路線免許の総路線長よりも回送距離の方が長くなっていた。
車両
[編集]4大バスメーカー製全ての車両を所有していたが、日産ディーゼル車両は全廃された。
- 三菱ふそう:旧・宇治交通時代から新製導入が行われている。合併後は新製導入こそないものの、大型観光タイプ(リムジン用)・大型路線タイプ・中型車ともに移籍車が配置されている。また2008年1月中旬より2009年10月まで、Sタイプ(中型短尺)が交野営業所より転属の上で配置されていたが、現在は廃車された。その後2010年4月より枚方営業所よりBタイプが1台転属し(後に、大津へ転属)同年9月より中型長尺車も枚方営業所より2台転属の上配置された。
- 日野:旧・京阪宇治交通時代に、リムジンバス用の・セレガとノンステップバス・レインボーHRを導入している。合併後に新製導入しているのは長らく日野だけであった。
- いすゞ:2019年に、京阪バスでは初となる「ドライバー異常時対応システム(EDSS)」を搭載[3]した新車を3台導入し、現在も当営業所をはじめ各営業所管内で拡大している。
京阪バス車は大阪府の条例改正により、製造後12年以上を経過している車両が2009年1月1日以降大阪府内で運用出来ない為、老朽車両の置き換えが実施された。
他の営業所との重複区間
[編集]京阪バス
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ ただし、前記の京阪バスからの運行委託自体は継続していたため、京都京阪バス発足直後にはウェブサイトの求人案内に「京田辺営業所」という表記が残り、京阪バスの運輸安全マネジメントに京都京阪バスへ委託されていることも書かれていたが、2020年3月31日で運行委託が解消され、13年ぶりに直営に戻っている。このため、同年4月より運輸安全マネジメントより委託の文字が削除された 運輸安全マネジメント
- ^ 同社において、1営業所のみの路線による同一の起終点を結ぶ経路で、経由地により営業所管轄を違えているのは現在では同区間の91・94号経路のみである(かつては枚方市駅 - 京阪香里園系統等で1号経路が香里団地、9A号経路が交野の例等があった)。
- ^ カントリー口の手前では停留所はないものの京田辺市域も通る。
- ^ 同改正では穂谷を経由せず天王を経由する89A号経路の廃止も実施された。
- ^ 一部は宇治営業所との共管となっていた。
出典
[編集]- ^ 京阪バス2子会社、来春合併 「宇治」と「シティ」経営強化へ(京都新聞)
- ^ アクセス - ニトリモール枚方
- ^ 「ドライバー異常時対応システム(EDSS)」搭載 新型路線バス - 京阪バス
参考文献
[編集]- 京阪バス 2008年4月公式発表「田辺営業所の移転のお知らせ」
- バスラマ・インターナショナル第120号 特集「京阪バスグループ」