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交響曲第9番 (ヴォーン・ウィリアムズ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1950年代のヴォーン・ウィリアムズ

交響曲第9番ホ短調は、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズが作曲した最後の交響曲である。1956年から1957年にかけて作曲され、初演は1958年4月2日にロンドンにおいて、マルコム・サージェント指揮のロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団で行われた。初演には作曲者も立ち会ったが、4ヵ月後の8月26日に85歳で死去した。ロイヤル・フィルハーモニック協会に献呈されている。

楽器編成

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フルート3(第3奏者はピッコロ持ち替え)、オーボエ2、コーラングレクラリネット2、バス・クラリネットファゴット2、コントラファゴットサクソフォーン3(アルト2、テナー1)、ホルン4、フリューゲルホルントランペット2、トロンボーン3、チューバティンパニ打楽器グロッケンシュピールシロフォン大太鼓小太鼓テノールドラムシンバルトライアングル、非常に大きく深い音のゴング銅鑼、深い音の)、ハープ2、チェレスタ弦五部

  • サクソフォーンについて、第1アルト奏者は不可欠とし、他は真にやむを得ない場合に限り、主にクラリネットとファゴットでの代奏が指示されている。
  • フリューゲルホルンについては、やむを得ない場合には第3トランペットを追加、独奏部分(第2楽章)は第1トランペットか第2ホルンによる代奏が指示されている。また、コルネットでの代奏の禁止と、本来のフリューゲルホルン用のマウスピースの使用が注記されている。

楽曲構成

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4楽章からなる。全曲で約30分の指定があるが、通常は 35 分前後で演奏されることが多い。

  • 第1楽章 モデラート・マエストーソ ホ短調 4分の4拍子
  • 第2楽章 アンダンテ・ソステヌート
  • 第3楽章 スケルツォ アレグロ・ペザンテ
  • 第4楽章 アンダンテ・トランクイロ

参考文献

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