交響曲第2番 (團伊玖磨)
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團伊玖磨の交響曲第2番(こうきょうきょくだい2ばん)変ロ調は、「ブルレスケ風交響曲」(1954年)を除くと、交響曲第1番(1949年)に次ぐ2作目の交響曲である。
作曲の経緯
[編集]1955年の夏に着手。翌1956年3月30日、葉山にて完成。また、1988年6月5日に改訂版を完成させている。改訂はオーケストレーションに対してである。小節数も全く同じで楽曲の構造への削除や追加はない。
初演
[編集]1956年4月5日。上田仁指揮、東京交響楽団。第77回定期演奏会にて。
楽器編成
[編集]ピッコロ(第3フルート持替え)、フルート2、オーボエ2、イングリッシュ・ホルン、クラリネット2、バス・クラリネット、ファゴット2、コントラファゴット、ホルン6、トランペット3、トロンボーン3、テューバ、ティンパニ、トライアングル、タンブリン、小太鼓、シンバル、大太鼓、タムタム、弦五部(第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)
構成
[編集]演奏時間は約43~50分。(録音として残るのは、上田仁指揮・43分、團伊玖磨、齊藤一郎48分、山田一雄・50分)
- 第1楽章 アンダンテ・セリオーソ ― アレグロ・マ・ノン・タント
ソナタ形式。全曲のほぼ半分を占める長大な楽章である。
- 第2楽章 アンダンテ・コン・モート
応用されたロンド形式。
- 第3楽章 アレグロ・コン・ブリオ
自由なロンド形式。