交響曲第1番 (ルーセル)
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交響曲第1番 ニ短調 作品7, L. 8 は、アルベール・ルーセルが1904年から1906年にかけて作曲した交響曲。『森の詩』(Le Poème de la forêt)という標題が付けられている。
概要
[編集]ルーセルはその生涯で4曲の交響曲を作曲したが、その中で本作は最初に作曲された作品であり、クロード・ドビュッシーやモーリス・ラヴェルらによる印象主義音楽から影響を受けていた1902年から1913年までの期間に作曲されたものである。
作品はアルフレッド・コルトーに献呈されており、初演は第3楽章のみが1904年12月15日にコルトーの指揮でAssociation des Concertsによってパリで、第4楽章のみが1907年11月10日にカミーユ・シュヴィヤールの指揮でラムルー管弦楽団によって同じくパリで行われているが、全楽章を通しての初演は1908年3月22日にシルヴァン・デュピュイの指揮でコンセール・ポピュレール(現:コンセール・パドルー)によってブリュッセルにて行われた。
楽器編成
[編集]ピッコロ、フルート2、オーボエ2、イングリッシュホルン、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、チューバ、ティンパニ、ハープ2、弦五部。
曲の構成
[編集]全4楽章、演奏時間は約35分。それぞれの楽章が森の四季を描写している。