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井荻八幡遺跡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
井草八幡遺跡
井草八幡遺跡
顔面把手付釣手形土器(縄文時代 中期)
井草八幡宮 所蔵
井荻八幡遺跡の位置(東京都内)
井荻八幡遺跡
東京都における位置
所在地 東京都杉並区善福寺1丁目34−24
座標 北緯35度42分58.52秒 東経139度35分49.4秒 / 北緯35.7162556度 東経139.597056度 / 35.7162556; 139.597056座標: 北緯35度42分58.52秒 東経139度35分49.4秒 / 北緯35.7162556度 東経139.597056度 / 35.7162556; 139.597056
種類 遺跡
歴史
時代 縄文時代(中期・後期)・古墳時代
地図
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Maps: terms of use
1.5 km
2
1
井草八幡遺跡
1
井草八幡遺跡(現:サミットストア、旧:青果市場)
2
井草八幡宮 文華殿

井荻八幡遺跡(いおぎはちまんいせき)は、東京都杉並区善福寺にある縄文時代(中期・後期)・古墳時代の遺跡。別名: 新町井草八幡遺跡井草八幡宮敷地の隣地に在り、善福寺川の北側に面する。

遺跡の発見

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1940年に、当時國學院大学の学生であった、のちの井草八幡宮 宮司 宮崎芳樹が、隣地にある青果市場 新宿青果杉並支店の建設現場にて、住居阯を発見し「杉並区新町発見縄文土器紹介」論文を発表。その論文を契機に、考古学者 大場磐雄が、発掘調査をされ、住居阯五箇所と多くの縄文中期の土器を発見する。

顔面把手付釣手形土器は、釣手土器の機能を持った勝坂式土器形式である。[1] 国の重要文化財に指定される。瞳型の釣手土器は、長野県の動物装飾付釣手土器 (札沢遺跡)と類似点もみられる。青果市場で発掘された縄文土器は、井草八幡宮の所有とされ例祭日(九月三十日 - 十月一日)井草八幡宮 文華殿にて、無料公開される。[2]

現在、青果市場だったところには、サミットストア 善福寺店、コジマ×ビックカメラ 善福寺店がある。現地には遺跡の紹介は特に無い。

交通

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  • JR 中央線 西荻窪駅 徒歩20分
  • 西武新宿線 上石神井駅 徒歩20分
  • 西武新宿線 上井草駅 徒歩20分
  • 関東バス 桃井第四小学校(バス停)徒歩5分
  • 関東バス 八幡宮裏(バス停)徒歩3分

主な遺構・遺物

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  • 縄文土器、打斧、石鏃、土師器

参考文献

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  • 『杉並区縄文土器写真集成』 杉並区教育委員会、(1975)
  • 『杉並風土記〈上巻〉』 杉並郷土史叢書、森泰樹、杉並郷土史会、P281、(1977)
  • 『ひとり古墳部 西荻縄文プレツアー』スソアキコ、出版:ガムガムパブリッシング、(2017)

関連施設

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関連項目

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脚注

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外部リンク

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