井川一宏
井川 一宏(いがわ かずひろ、1944年9月26日 - )は、日本の経済学者。専門は、国際貿易論・資本移動。学位は、Ph.D.(ジョンズ・ホプキンズ大学)、経済学博士(神戸大学)。神戸大学名誉教授。神戸大学経済経営研究所所長や、日本国際経済学会会長、ハワイ大学客員教授などを歴任した。国際協力事業団国際協力功労者表彰受賞。
人物・経歴
[編集]広島県生まれ。広島大学附属高等学校を経て、1968年広島大学政経学部卒業。1971年大阪大学大学院経済学研究科博士課程退学。1981年ジョンズ・ホプキンズ大学経済学博士(Ph.D.)。1984年ノースウェスタン大学客員研究員。1985年経済学博士(神戸大学)の学位を取得。
1987年神戸大学経済経営研究所教授。1990年日本国際経済学会理事。1995年ハワイ大学客員教授。1992年神戸大学大学院国際協力研究科教授兼任。1997年神戸大学評議員、財団法人神戸大学六甲台後援会理事。1998年神戸大学経済経営研究所所長、財団法人神戸大学六甲台後援会理事、兼松貿易研究基金理事。2000年財団法人神戸大学六甲台後援会評議員、兼松貿易研究基金評議員。2000年日本国際経済学会会長。2002年日本国際経済学会顧問。2003年国際協力事業団国際協力功労者表彰(個人の部)受賞。2004年兼松貿易研究基金常務理事[1][2]。2005年蘭州大学客員教授[2]。2007年神戸大学名誉教授、京都産業大学経済学部教授[1]。定年退職後、京都産業大学大学院経済学研究科客員教授[3]、広島経済大学経済学部経済学科非常勤講師[2]、公益財団法人兼松貿易研究基金理事など[4]。2019年富山大学外部評価委員会委員[5]。2023年、瑞宝中綬章受章[6][7]。
著作
[編集]著書
[編集]- 『国際収支と資産選択 : 理論的接近』神戸大学経済経営研究所 1974年
- 『変動相場と国際経済』神戸大学研究双書刊行会 1984年
- 『基礎国際経済学』(林原正之, 佐竹正夫, 青木浩治と共著)中央経済社 2000年
- 『韓国の構造改革と日韓・東アジアの経済協力』金奉吉 共編著 神戸大学経済経営研究所 2003年
- 『国際経済理論』(中西訓嗣, 広瀬憲三と共編)有斐閣 2003年
- 『韓・日FTAと韓国IT産業 : グローバル化と東アジア経済統合の進展の中で』(趙炳澤と共編著)神戸大学経済経営研究所 2006年
訳書
[編集]脚注
[編集]- ^ a b 「経済経営研究第75号」神戸大学経済経営研究所
- ^ a b c 「研究者情報」広島経済大学
- ^ コラムニスト 井川 一宏世界経済研究協会
- ^ 公益財団法人 兼松貿易研究基金 役員、評議員一覧表公益財団法人 兼松貿易研究基金令和元年6月6日現在
- ^ 外部評価委員会(第 1 回)記録富山大学 令和元年12月16日(月)
- ^ 『官報』号外第93号、令和5年5月1日
- ^ “令和5年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 1 (2023年4月29日). 2023年5月2日閲覧。