五計
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五計(ごけい)とは、5つの計画(はかりごと)のこと。人生をよりよく生きるための5つの教訓。南宋の官吏・朱新仲(1097-1167)が唱えたものなどがある。
朱新仲による五計
[編集]- 生計
- 身計
- 家計
- 老計
- 死計
明治時代の書物『芳譚』は、10歳から60歳までの人の人生においてなすべきことに五計がある、とし、次のように説明している。10歳のころは、父母の養いで成り立っているから、父母の教えに背かない(生計)。20歳は身を慎んで、学問、芸、家学を学び、身を立てる計画をすべし(身計)。30~40歳は家庭を営み、保つ計画をすべし(家計)。50歳では、世事に慣れていない子孫のために父親として計画をすべし(老計)。60歳になったら死後のことを計画すべし(死計)[1]。
昭和期の陽明学者・安岡正篤は、この五計をいかに生きるべきか(生計)、いかに社会に対処していくべきか(身計)、いかに家庭を営んでいくべきか(家計)、いかに歳を取るべきか(老計)、いかに死すべきか(死計)と解釈している[2]。
『やしない草』による五計
[編集]参考文献
[編集]- 『あなたの「死にがい」は何ですか? 「人生五計説」による人生談義』 草柳大蔵、福武書店 1984
- 『人生の五計 困難な時代を生き抜く「しるべ」』安岡正篤 (PHP文庫) PHP研究所 (2005/5/3)