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五藤光学研究所・MX-II

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

MX-II(えむえっくすつー)とは五藤光学研究所の製造していたシステム望遠鏡で、マークXより大型、かつ大幅に電子化されたものである。1986年1月に21cmニュートン式反射鏡筒を装備して発売され、その後1986年6月に12.5cmEDアポクロマート鏡筒が追加されている。現在は製造中止になっている。

システムの概要

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架台

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赤緯赤経とも電動のみで、微動ハンドルはない。動作速度は12V電源時赤経30倍速、赤緯50倍速。48Vパワーブースター併用時赤経80倍速、赤緯130倍速。コントローラーのボタンを押し続けることで漸次加速する。

クランプは赤緯赤経とも電動。オプションのPCボードを装着するとRS-232の端子を通じてパーソナルコンピューターからのコントロールが可能であった。

12.5cmEDアポクロマート鏡筒

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有効径125mm。焦点距離1000mm、フラットナー併用時も焦点距離は変わらないが良像範囲φ54mmとなり6×6cm判をカバーする。ファインダーは8.4×50、実視野5.6°。

21cmニュートン式反射鏡筒

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有効径210mm。焦点距離1260mm、レデューサー併用時945mm。良像範囲φ43mm。ファインダーは8.4×50、実視野5.8°。

脚注

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参考文献

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  • 月刊天文別冊『天体望遠鏡のすべて'87年版』
  • 月刊天文別冊『天文観測年表'87』