五木田太郎吉
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五木田 太郎吉(ごきた たろうきち[1]、生没年不詳)は、日本の政治家。千葉県会議員[2][3]。香取郡会議員[1]。千葉県香取郡久賀村農会長[4]。
経歴
[編集]千葉県香取郡久賀村(現・多古町)の人[1]。農業を営む[5]。1907年(明治40年)、定期改選に際し第17区より香取郡会議員に選出され、ついで名誉職参事会員に挙げられる[1]。国民党に党籍を置く[3]。
人物
[編集]鬼熊事件の犯人岩淵熊次郎の旧主人である[7]。「鬼熊」事・岩淵熊次郎は尋常小学を3年で退いて五木田太郎吉方の百姓奉公をしていたことがあった[8]。また岩淵熊次郎は五木田の選挙などの時に、その下で働いた[6]。
住所は久賀村、大門[5]。
脚注
[編集]- ^ a b c d 『房総人名辞書』こ407頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年2月25日閲覧。
- ^ 『千葉県議員名鑑』県会議員17頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年2月25日閲覧。
- ^ a b 『名士の応対振り』125 - 126頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年2月25日閲覧。
- ^ 『系統農会役職員名簿』121頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年8月5日閲覧。
- ^ a b 『房総紳士録 大正3年版』久賀村28頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年2月25日閲覧。
- ^ a b 『戦前昭和の猟奇事件』12 - 13頁。
- ^ 『明治・大正・昭和歴史資料全集 犯罪篇 下卷』401 - 424頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年2月25日閲覧。
- ^ 『犯罪実話集 捜査資料』77頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年2月25日閲覧。
参考文献
[編集]- 五十嵐重郎編『房総人名辞書』千葉毎日新聞社、1909年。
- 平山清治郎『名士の応対振り』香鹿民友社、1913年。
- 柴田太重郎編『房総紳士録 大正3年版』多田屋書店、1915 - 1922年。
- 警察思潮社編輯局編『犯罪実話集 捜査資料』松華堂書店、1932年。
- 帝国農会編『系統農会役職員名簿』帝国農会、1932年。
- 『千葉県議員名鑑』房総出版協会、1933年。
- 有恒社編『明治・大正・昭和歴史資料全集 犯罪篇 下卷』有恒社、1933年。
- 小池新『戦前昭和の猟奇事件』文春新書、2021年。