五月会
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五月会(さつきかい)は、埼玉県東松山市を拠点として音楽に関する活動を行なっている、非営利の任意団体。主な活動は、東松山ユンゲルコールをはじめとする合唱団の運営、地域における音楽普及啓発活動、音楽家志望者への後援などである。
沿革
[編集]- 1962年8月12日 埼玉県立松山高等学校講堂にて、五月会主催で第1回合唱の夕べを開催。
- 1963年 伸の妻、小山貞子(こやま さだこ)が小学校の音楽教師を退職し、その退職金を投じて自宅敷地内に練習ホール(通称・小山ホール(こやま-))を建設。以後、現在に至るまで傘下の合唱団全てがこのホールを練習場として使用している。
- 1976年 傘下の東松山ユンゲルコールが全日本合唱コンクール関東大会に初進出、銀賞を受賞。
- 11月16日の第15回合唱の夕べを、新設された東松山文化会館(現・東松山市民文化センター)で開催。以後、同会場を主な演奏会場として利用する。
- 1997年8月25日 ユンゲルコールが大韓民国のソウルに演奏旅行。ソウル・バッハクワイヤーとジョイントコンサートを行う。メンデルスゾーンのオラトリオ「エリヤ」を合同で演奏したほか、当時の韓国内の演奏会としては珍しく、「さくら」などの日本歌曲を日本語で演奏した。
- 2001年7月28日 韓国のソウルに再度演奏旅行。日韓共催の2002 FIFAワールドカップにちなむ親善演奏として、前回同様バッハクワイヤーとの合同演奏を、世宗文化会館にて行う。
活動
[編集]傘下の団体
[編集]五月会が運営する合唱団は、下記の通り。いずれの合唱団も、小山貞子またはその門下生が指導・指揮している。
- 東松山ユンゲルコール(ひがしまつやま-・Higashimatsuyama Junger Chor)
- 東松山フラウエンコール(ひがしまつやま-)
- 東松山メンネルコール(ひがしまつやま-)
- 東松山少年少女合唱隊Aチーム(ひがしまつやましょうねんしょうじょがっしょうたいエー-)
- 小学4年生~中学生までの男女をメンバーとする少年合唱団。
- 東松山少年少女合唱隊Bチーム(ひがしまつやましょうねんしょうじょがっしょうたいビー-)
- 小学1~4年生の男女をメンバーとする少年合唱団。
- 東松山リープヒェンコール(ひがしまつやま-)
- 就学前の男女児をメンバーとする。参加資格は、指導者の弁によれば「トイレに自分で行けるか、行きたいときに言えるようになったら」。
- エーヴィッヒリート
- フラウエンコールと、埼玉県坂戸市の若葉女声コーラス(ともに小山貞子指揮)が合同で演奏する際に用いる、女声合唱団としての名義。
最近の活動
[編集]かつてはユンゲルコールが全日本合唱コンクールの関東大会・全国大会に連続して出場するなど、コンクールを目指しての練習を中心としてきたが、1990年代なかば頃から全日本合唱連盟を脱退し、以後は地域での音楽普及活動や内外の合唱団・オーケストラとの共演など、コンクールにとらわれない活動を行っている。
2006年にはユンゲルコールが設立45周年を迎え、7月に記念コンサートを行った。
団員やOB・OGのうち音楽家を志す者に対する援助活動も行っている。五月会メンバーから寄付を募って海外留学中のメンバーに送金をしたり、舞台発表を行うメンバーのチケットの斡旋を行ったりするのが、主な援助の内容である。
著名な出身者
[編集]- 坂本祐之輔(さかもと・ゆうのすけ) 東松山市長。
- 林美智子(はやし・みちこ) メゾソプラノ歌手。公式サイト「Michiko Hayashi Information Box」 - ウェイバックマシン(1999年1月17日アーカイブ分)
モットー
[編集]「愛し合って許し合って皆が家族」