五十嵐郁一
五十嵐郁一(いがらし ゆういち、1966年-)は、日本のキャリアコンサルタント。産業カウンセラー。経営情報学修士。プレイフルキャリア研究所代表。
来歴・人物
[編集]1966年、東京都生まれ。茨城県牛久市在住。小学5年生頃から父親がアルコール依存症となり失業。子ども時代は貧困な生活を送る。中学2年生の時には両親が離婚し父親と二人で暮らすことになり、生活保護を受給し入退院を繰り返すアルコール依存症の父親のケアをしながら通学をした元ヤングケアラーである[1]。
その後、東洋大学文学部哲学科に進学するが1年で退学。アルコール依存症の父親のケアに加え、父親の借金や奨学金の返済などに追われ定職には就けず日雇いのアルバイトなどに従事しながら生活をした[1]。
23歳の時、父親が他界。住み込みで働いていた仕事を辞めバックパック一つで放浪の旅に出たこともある。その後、自己啓発とキャリアアップを重ねリコーグループの社員教育機能を担う専門会社において、人材開発企画部門のマネジャーとなる。その後、グループ統括会社の人事部門に異動。人材開発・キャリア開発の企画を推進する傍ら、多摩大学大学院経営情報学研究科に入学し経営情報学修士の学位を取得。社会起業家論の研究成果が高評価を受け、同学より優秀論文の表彰を受けている[1]。
修士課程修了後、企業での勤務と並行してNPO法人「グラスルーツ・シンクタンクYOU.lab」を立ち上げる。ソーシャル・キャリアコンサルタントとして貧困家庭や機能不全家族の元で育った若者への社会的自立を支援するキャリア開発プロジェクトを推進している[2]。
2018年7月、フジテレビのドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」に出演。約1年間に渡り密着取材を受ける。五十嵐郁一の半生が感動を呼び番組歴代トップレベルの高視聴率を記録している[3]。
2019年5月には、これまでの幅広い実務経験を活かしキャリア開発シンクタンク「プレイフルキャリア研究所」を創業。独立をきっかけに茨城県牛久市でキャリアコンサルティング事業を運営している[4]。個人へのキャリアカウンセリングや企業・大学・NPO等における研修・講演、転職メディアへの執筆[5]など幅広く活動しテレビ・新聞・ウェブメディアにも取り上げられている。
2019年8月からは一般社団法人 知識リーダーシップ綜合研究所の客員研究員としても活動している。
好きな言葉は、「見込みあればこれを試みざるべからず。未だ試みずして先ずその成否を疑う者は、これを勇者というべからず」
実績
[編集]メディア掲載・テレビ出演
[編集]- フジテレビ「ザ・ノンフィクション」輝きたくて… ~人生を変えたい私~ 2018/7/22
- 読売新聞朝刊記事「回顧2019児童虐待」 2019/12/26
他多数
書籍
[編集]- 「生きづらさ」を「幸せ」に変える本 アダルト・チルドレンのキャリアアップ作戦(セルバ出版) 2021/4/9
出典
[編集]- ^ a b c “プロフィール│プレイフルキャリア研究所”. プレイフルキャリア研究所. 2023年4月26日閲覧。
- ^ プロフィールプレイフルキャリア研究所.2023年2月16日閲覧。
- ^ 著者についてAmazon.2023年2月16日閲覧。
- ^ うしく男・女図鑑No.12広報うしく.2023年2月16日閲覧。
- ^ このままでいいの?将来が不安なニートが社会復帰する方法ってある?転職info.2023年2月16日閲覧。