二重テグス結び
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二重テグス結び(Double fisherman's knot)とは、紐の端と端をつなげる結び方のひとつ。
結び方
[編集]二重テグス結びは、以下のようにして結ぶ。
- 2本の紐の端を平行に重ね、片方の端がもう片方の紐を巻き込むように固め止め結びする。
- もう片方の紐についても同様に固め止め結びをする。
- 紐を引いて2つの結び目がひとつになるように整える。
特徴・用途
[編集]テグス結びより巻きつけが多いぶん摩擦が強く働き、ほどけにくい。クライミングをはじめ高い信頼性を要求される場面で多用される。テグス結びと同様に、結び方を誤ると結び目が揃わず強度が下がってしまう[1]。
出典
[編集]- ^ 『アウトドア・ロープテクニック』136頁。
参考文献
[編集]- 羽根田治 『アウトドア・ロープテクニック』 山と溪谷社、1999年。ISBN 978-4635043052。
- ジェフリー・バドワース著、乙須敏紀訳 『結びのテクニック』 産調出版、2001年。ISBN 978-4882822363。
- マリオ・ビゴン・グイド・レガッツォーニ著、杉浦昭典訳 『結びの百科―実用70種の結び方を鮮明な連続写真でマスター』 小学館、1983年。ISBN 978-4093300261。
- 小暮幹雄 『暮らしに役立つひもとロープの結び方』 新星出版社、2001年。ISBN 978-4405070783。