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乙馬氏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

[1]乙馬氏は、室町時代後期から戦国時代にかけて騎馬で供奉した一族の名前。読み方はおつま、おとま、おつうま、おとうまなど諸説あるが、現在では、おつま、おとま、と読むことが多い。

同じ騎馬一族の姓では乙馬の他に七馬、葛馬、八馬、辰馬(現辰馬本家酒造)、他太郎馬、小上馬、万馬、六馬、一馬などがある。

歴史

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乙馬家は、摂津国西宮村の発足と同時に出来た姓である。戦国時代、安土桃山時代、慶長、元和、寛永までは西宮市臨済宗東福寺派如意寺過去帳で確認出来る。寛永以降から現在までは他寺で記されている。文禄4年(1595年)以前の家系図などは不明である。西宮神社成立後、兵庫岬(輪田岬)へ御神幸をお迎えして西宮神社:「えびす総本社」(西宮のえべっさん)・廣田神社に御祭りする御祭日(夏祭御神幸)に騎馬で御供奉するのが乙馬家の役目であった。播磨国明石藩主 小笠原忠真とも懇意であった。

乙馬の姓を平成に引き継ぐ方は少なく、西宮市、宝塚市、岸和田市、堺市、他市で数件ずつ確認できる。

その他

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おとま屋」という屋号で祭礼小物の店を扱う店が岸和田市にある。

脚注

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  1. ^ えびす宮総本社 西宮神社 公式サイト - 由緒・歴史”. nishinomiya-ebisu.com. 2022年3月29日閲覧。