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久米康生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

久米 康生(くめ やすお、1921年3月10日-2015年[1])は、和紙研究家。

徳島県名西郡石井町生まれ。筆名・芳水康史。1943年東京帝国大学文学部東洋史学科中退。1946年より毎日新聞記者、76年に定年退職後、和紙の研究に専念。雄松堂出版顧問[2]。1989年和紙文化研究会代表、2011年名誉会長[3]

著書

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  • 吉野川・利水の構図 水との闘いにかけた男の執念』芳水康史 芙蓉書房 1970
  • 『近代日本の光源 鳴滝塾の悲劇と展開』木耳社 1974
    • シーボルトと鳴滝塾 悲劇の展開』木耳社 オリエントブックス 1989
  • 『手漉和紙精髄 ふるさとと歴史』講談社 1975
  • 『私の和紙地図手帳』木耳社 1975
  • 『和紙の文化史』木耳社 1976
  • 『昭和民芸紙譜』思文閣出版 1977
  • 『手すきの紙郷』思文閣出版 1978
  • 『和紙生活誌』雄松堂書店 1982
  • 『近江雁皮紙』紫紅社 1983
  • 『造紙の源流』雄松堂出版 1985
  • 『加賀の紙』雄松堂出版 1986
  • 『京のからかみと千代紙』雄松堂出版 1986
  • 『大和吉野の紙』雄松堂出版 1986
  • 『和紙文化誌』毎日コミュニケーションズ 1990
  • 『江戸からかみ その歴史的背景と多彩な展開』東京松屋 1992
  • 『彩飾和紙譜 生活を彩る和紙』平凡社 1994
  • 美濃紙の伝統』美濃市 1994
  • 『和紙文化辞典』わがみ堂 1995
  • 『和紙多彩な用と美』玉川大学出版部 1998
  • 金唐革紙擬革紙紙の博物館 2003
  • 『産地別すぐわかる和紙の見わけ方』東京美術 2003
  • 『和紙の源流 東洋手すき紙の多彩な伝統』岩波書店 2004
  • 『和紙つくりの歴史と技法』岩田書院 2008
  • 『和紙文化研究事典』法政大学出版局 2012

編著

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  • 『京からかみ文様譜』編著 思文閣出版 1979
  • 『手漉和紙聚芳』編著 雄松堂書店 1979
  • パークス和紙コレクション』わがみ堂 和紙文化研究叢書 1994

翻訳

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  • エドワード・ヒーウッド『透かし文様 主として17~18世紀』増田勝彦共訳 雄松堂出版 1987
  • ヨハネス・ライン『和紙論 『日本産業誌』第2巻より』工芸学会 1988
  • 王詩文『中国伝統手工紙事典 抄訳』和紙文化研究会 2004
  • 銭存訓著 鄭如斯編『中国の紙と印刷の文化史』法政大学出版局 2007
  • ダード・ハンター『古代製紙の歴史と技術』勉誠出版 2009
  • ダード・ハンター『和紙のすばらしさ 日本・韓国・中国への製紙行脚』勉誠出版 2009

論文

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脚注

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  1. ^ 追悼 久米康生先生「和紙文化研究」2015-11
  2. ^ 『現代日本人名録』
  3. ^ 『和紙文化研究事典』著者紹介