久米原雪谷
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久米原 雪谷(くめはら せっこく、生没年不詳)とは、明治時代の浮世絵師。
来歴
[編集]師系・経歴不明、俗称巳之助。向柳原町一丁目二十二番地に住んでいたが、明治14年(1881年)の『真草英語選』には住所が「横濱區常盤町二丁目二十壱番地」、明治32年(1889年)の『東京専門書画大家一覧表』には「横濱住吉丁 久米原雪谷」とあり、後に横浜に移ったとみられる。作画期は明治前期、子供を描いた風刺画や横浜案内の図を錦絵で残している。
作品
[編集]- 『真草英語選』 ※明治14年刊行
- 「小児遊水の争」 大判錦絵2枚続 都立図書館所蔵 ※明治10年、西南戦争を風刺する。「向柳原町一丁目廿二番地 画工 久米原巳之助」とあり
- 「小児遊春の竹馬」 大判錦絵2枚続 早稲田大学図書館所蔵 ※明治10年、加藤留吉版
- 「新刻横浜区案内図」 ※明治15年
参考文献
[編集]- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年