コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

丹羽隆志

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
丹羽隆志
生誕 1979年(44 - 45歳)
石川県金沢市
出身校 東京都立大学大学院
職業 建築家、プロダクトデザイナー、土木デザイナー、京都芸術大学大学院教授
所属 丹羽隆志アーキテクツ(Takashi Niwa Architects)

丹羽 隆志(にわ たかし、1979年昭和54年)1月25日 - )は、日本の建築家

プロダクトデザイン土木デザインも手掛ける。ベトナムハノイと東京を拠点に活動。丹羽隆志アーキテクツ(Takashi Niwa Architects)主宰。京都芸術大学大学院教授。石川県金沢市生まれ。

人物

[編集]

1979年、石川県金沢市生まれ。石川工業高等専門学校建築学科を卒業[1]後、東京都立大学工学部建築学科へ編入学。2003年、東京都立大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了。深尾精一研究室(建築構法学)にてガラス製ダブル・スキン・ファサードのデザインに関する調査研究にあたる。[2]

2005年-2010年、岡部憲明アーキテクチャーネットワークにおいて日本およびマレーシアのプロジェクトを担当。[2]

2010年、ベトナムに渡航し、ヴォ・チョン・ギア・アーキテクツにパートナーとして参加。同年、ハノイオフィスを立ち上げ、代表を務める。主に中・北部ベトナム、中国、ヨーロッパのプロジェクトを担当。[2]

2018年、ベトナム、ハノイを拠点としてTakashi Niwa Architectsを設立。

2020年、サイゴン川歩道橋国際デザインコンペティションで最優秀賞(長大基礎地盤ベトナム、長大と)。[3]

2022年、チャン・フン・ダオ橋(ハノイ)のデザインコンペティションで最優秀賞(長大基礎地盤ベトナム、長大、NHヴィレッジと)。[4]

2023年、京都芸術大学大学院芸術研究科教授に就任[5]。ベトナムの建築・土木業界の「オスカー賞」と呼ばれるアシュイ賞[6]で外国人として初めてのアーキテクト・オブ・ザ・イヤーを受賞した。[7]

略歴

[編集]

1999年、石川工業高等専門学校建築学科卒業

2001年、東京都立大学 (1949-2011)工学部建築学科卒業

2003年、東京都立大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了 (深尾精一研究室に在籍)

2005年 - 2010年、岡部憲明アーキテクチャーネットワーク勤務

2010年 - 2018年、ヴォ・チョン・ギア・アーキテクツ(VTNアーキテクツ) パートナー、ハノイ事務所代表

2018年、Takashi Niwa Architects 設立

2018年、日越大学客員研究員

2023年~、京都芸術大学大学院芸術研究科 教授

主な作品

[編集]
  • 2013年 ファーミング幼稚園(Farming Kindergarten) [8]
  • 2016年 The Lantern – nanoco gallery
  • 2018年 Pizza 4P’s Phan Ke Binh
  • 2019年 IPPUDO Phu My Hung
  • 2020年 Pizza 4P's Hai Phong
  • 2022年 Hikari Complex
  • 2022年 Pizza 4P's Binh Duong
  • 2023年 矢澤ハノイ

主な受賞歴

[編集]
  • 2014年 ARCASIA award - Building of the year (Dailai Bamboo Complex)
  • 2016年 Design for Asia Award (DFA award) - Grand Award
  • 2018年 FuturArc Greenleadership Award - Winner
  • 2018年 Ashui Award, インテリア・オブ・ザ・イヤー (Pizza 4P's Phan Ke Binh)
  • 2021年 Ashui Award, フューチャー・プロジェクト・オブ・ザ・イヤー (Hikari Complex)
  • 2022年 Ashui Award, フューチャー・プロジェクト・オブ・ザ・イヤー (Tran Hung Dao Bridge)
  • 2023年 Ashui Award, アーキテクト・オブ・ザ・イヤーおよびビルディング・オブ・ザ・イヤー(Hikari-Pizza 4P's Edutainment Hub)

著書

[編集]
  • 『Going Green with Vertical Landscapes』ヴォ・チョン・ギア+丹羽隆志、images publishing、2018年 ISBN 978-1864707557

脚注

[編集]
  1. ^ “ベトナムから世界に環境建築を発信する”. Architekton (総合資格学院) 18: 13. (12 2013). 
  2. ^ a b c 「コラム:21世紀のグリーン・スティール:竹」『a+u 建築と都市』第550巻、エー・アンド・ユー、2016年7月、88頁。 
  3. ^ サイゴン川の歩道橋デザインコンペ、日本の共同企業体が首位獲得 [日系 - VIETJOベトナムニュース]”. www.viet-jo.com. 2021年7月9日閲覧。
  4. ^ trúc, Tạp chí Kiến (2022年9月22日). ““Hà Nội không giới hạn” - Giải Nhất Thi tuyển Phương án Kiến trúc cầu Trần Hưng Đạo - Tạp chí Kiến Trúc” (ベトナム語). Tạp chí Kiến trúc - Hội Kiến trúc sư Việt Nam. 2023年2月28日閲覧。
  5. ^ 丹羽 隆志 | 教員紹介”. 京都芸術大学. 2024年1月6日閲覧。
  6. ^ ベトナム国においてコンセプト・デザインを実施した「トラン・フン・ダオ橋プロジェクト」が、アシュイ・アワード(Ashui Awards) 2022 の「Future Project of the Year」賞に選定されました | お知らせ | 株式会社 長大”. www.chodai.co.jp. 2024年1月6日閲覧。
  7. ^ Takashi Niwa Architects - Ashui Awards” (ベトナム語). 2024年1月6日閲覧。
  8. ^ Vietnamese School Architecture: Three Creative Educational Spaces” (英語). vietcetera. 2018年11月1日閲覧。

関連項目

[編集]

外部サイト

[編集]