丸谷吉男
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丸谷 吉男(まるや よしお、1934年[1] - )は、日本の経済学者。ラテンアメリカ経済を専門とする。[2]。
来歴
[編集]1959年、早稲田大学政治経済学部経済学科卒業[3]。1961年、アジア経済研究所研究員となり[3]、その後、主任調査研究員(ラテンアメリカ経済担当)となった[1]。1966年に早稲田大学大学院商学研究科修士課程、1970年に早稲田大学大学院商学研究科博士課程を修了した[1][3]。「冷戦後中南米の政治・経済の変動」により、経済学博士号を取得[3]。
アジア経済研究所に在籍中、1970年 - 1972年にはメキシコ国立大学 (El Colegio de México) 客員研究員となり、1981年 - 1983年にはカリフォルニア大学ロサンゼルス校客員研究員となった[1][3]。
1989年[4]、国士舘大学教養部教授となり、1999年には所属が変わって同政経学部教授となった[3]。2005年に定年退職し、以降は国士舘大学や日本大学で非常勤講師として教鞭を執った[3]。
おもな業績
[編集]単著
[編集]- メキシコ - その国土と市場、科学新聞社出版局、1975年
- のち、丸谷の編著として、1986年、1993年に改訂版が出版されている。
- ラテンアメリカ統合の背景、アジア経済研究所、1979年
- 中南米の経済とナショナリズム、TOKO出版社、1992年
- 中南米の経済と地域統合、TOKO出版社、1995年
- 中南米の経済と開発援助、TOKO出版社、1996年
- 中南米の経済と構造調整、TOKO出版社、1998年
- 中南米の経済統合と外国資本、TOKO出版社、2000年
- 中南米の経済と西半球主義、TOKO出版社、2001年
編書
[編集]- ラテンアメリカの経済開発と産業政策 - 累積債務危機下の戦略産業、アジア経済研究所、1987年
- ラテンアメリカの経済危機と外国投資、アジア経済研究所、1989年
- 欧米先進諸国とラテンアメリカ - 経済援助をめぐる諸問題、アジア経済研究所、1989年
出典・脚注
[編集]- ^ a b c d 丸谷吉男「執筆者紹介・主要業績」『中南米の経済と構造調整』TOKO出版社、1998年5月31日、240頁。
- ^ “カメラの眼前で劇的シーン リマ事件武力解決、メディアはこう伝えた”. 朝日新聞・朝刊: p. 37. (1997年4月24日) - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
- ^ a b c d e f g “丸谷吉男先生”. 日本大学大学院総合社会情報研究科. 2012年7月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月28日閲覧。
- ^ 著書『中南米の経済と構造調整』の執筆者略歴では「1988年」とあるが、より新しく、月まで明記されている日本大学のウェブサイトの記述を優先した。
文献
[編集]- 「丸谷吉男教授 略歴と主要研究業績」『国士舘大学政経論叢』第2号、国士舘大学政経学会、2005年、27-35頁。 NAID 40007319147