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丸物会館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
丸物会館
Marubutsu Kaikan
情報
通称 丸物東宝
豊橋西武東宝
正式名称 丸物会館
完成 1950年
開館 1950年
閉館 1997年8月
収容人員 270人
設備 DOLBY STEREO
用途 映画館
運営  千歳興行
所在地 440
愛知県豊橋市駅前大通1-55
位置

北緯34度45分44.6秒 東経137度23分01.8秒 / 北緯34.762389度 東経137.383833度 / 34.762389; 137.383833

丸物会館の位置(愛知県内)
丸物会館
丸物会館
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丸物会館
(閉店時は豊橋西武)
店舗概要
所在地 440-0888
愛知県豊橋市駅前大通1-55
開業日 1950年
閉業日 2003年8月10日
正式名称 丸物会館
商業施設面積 26,000 m²[1]
営業時間 10:00 - 19:30
前身 豊橋丸物
後身 ココラフロント
最寄駅 JR名鉄豊橋駅
豊橋鉄道渥美線新豊橋駅
SEBU
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丸物会館(まるぶつかいかん)は、愛知県豊橋市豊橋丸物百貨店にあった映画館。1950年に開館し、1997年に閉館した。

歴史

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丸物東宝がリニューアルした1969年11月14日に舞台挨拶で来館した宝田明

1931年(昭和6年)、豊橋市初の百貨店として豊橋丸物が開店した。太平洋戦争後の1950年(昭和25年)には区画整理の関係で、国鉄豊橋駅に近い駅前大通に移転し、鉄筋コンクリート3階建の建物を新築。これを機に、3階に大映映画上映館として丸物会館が開設された[2]。映画館の運営は千歳劇場と同じく千歳興行[3]

当初は大映作品や洋画を上映していたが、1952年(昭和27年)には大映に特化した封切館となった[3]。1957年(昭和32年)には改装。1964年(昭和39年)12月には4階に移転して、豊橋東宝映画劇場と上映作品を入れ替えて丸物東宝[4]。4階時代は396人収容[3]。1969年(昭和44年)11月14日[5]には4階から6階に移転。この時のリニューアルオープン番組として『水戸黄門漫遊記』(監督千葉泰樹)と『赤毛』(監督岡本喜八)が上映されており、そのうち『水戸 - 』に出演した宝田明が舞台挨拶で来館している[5]。1972年(昭和47年)には豊橋東宝に改称[2]

1973年(昭和48年)には丸物本体との見解の相違から、豊橋丸物は西武百貨店と提携して同年11月23日に豊橋西武となった[1]。これにともなって、豊橋東宝は豊橋西武東宝(270席)に改称している[3]。豊橋西武東宝は1997年(平成9年)8月に閉館となり[3]、さらに2003年(平成15年)8月10日には豊橋西武自体が百貨店としての営業を終えた[2]。2004年(平成16年)にはサーラグループが豊橋西武跡地を取得し、2008年(平成20年)には複合ビル・ココラフロントが開業している[3]

戦後の豊橋市中心部に存在した映画館

脚注・出典

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  1. ^ a b “豊橋西武の新館、あす花やかにオープン”. 東愛知新聞 (東愛知新聞社): p. 1. (1973年11月22日) 
  2. ^ a b c 『豊橋百科事典』p. 686
  3. ^ a b c d e f 『戦後映画の黄金期 豊橋の映画館』
  4. ^ 『豊橋市の今昔』, p. 132
  5. ^ a b “花やかにオープン 丸物売場拡張と東宝会館竣工”. 東愛知新聞 (東愛知新聞社): p. 1. (1969年11月15日) 

参考文献

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  • 大林淳男・駒木正清(監修)『豊橋市の今昔』樹林舎、2016年
  • 豊橋市美術博物館『戦後映画の黄金期 豊橋の映画館』豊橋市美術博物館、2012年
  • 豊橋百科事典編集委員会『豊橋百科事典』豊橋市、2006年