丸屋平次郎
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丸屋 平次郎(まるや へいじろう、生没年不詳)は江戸時代末期から明治時代にかけての江戸の地本問屋である。
来歴
[編集]丸平、慶寿堂と号す。丸屋久四郎の養子。慶応年間から明治[1]にかけて日本橋榑正町において地本問屋を営業している。歌川芳盛、3代目歌川広重、歌川芳藤、歌川芳虎、2代目歌川国輝の錦絵を出版している。
作品
[編集]- 歌川芳盛 『武田上杉大合戦』
- 歌川重政(3代目歌川広重) 『フランスの名医足病療治』 慶応2年
- 2代目歌川国輝 『東都日本橋大隊練行之図』 大判3枚続 慶応3年
- 歌川芳藤 『諸人成田山参詣之図』 大判2枚続 錦絵 明治1年
- 3代目歌川広重 『伊勢名勝宇治橋の図』 大判3枚続 錦絵 明治2年
- 3代目歌川広重 『尾張町之図』
- 3代目歌川広重 『東京名勝』 揃物
- 歌川芳虎 『東京築地舶来ぜんまい大仕かけきぬ糸を取る図』 大判3枚続 錦絵 明治5年
脚注
[編集]- ^ 『浮世絵の基礎知識』は文久・明治年間。とする。