中田善久 (柔道家)
中田 善久(なかた よしひさ、1975年10月4日 - )は高知県高知市出身の日本の柔道家。 現役時代は81kg級及び90kg級の選手。身長は180cm[1]。趣味はトレーニングとギター。現在はセコム株式会社にて会社員として勤務し、一橋大学で柔道部師範として後進の育成を行っている。講道館柔道七段。
人物
[編集]自身は4兄弟の三男で5歳で柔道を始め、小学生時代から頭角を現し始める。鴨田柔道スポーツ少年団で初めての全国少年柔道大会に出場する。高校は県内屈指の進学高校である高知学芸高等学校へ進学。
2年時にインターハイの中量級出場、3年時に3位になった。1994年に中央大学へ進学。世界選手権覇者の津沢寿志の指導を仰ぎ、2年の時に-78㎏級で講道館杯3位となり、全日本強化選手に選ばれる。 1998年にセコムに入社し、社会人最初の試合で後のシドニー五輪金メダリストの瀧本誠に一本勝ちをし注目されるようになる。 2001年と2003年には全日本柔道選手権に2度出場している。2004年からは選手兼セコム柔道部男子監督としてセコム柔道部を団体1部に引き上げる。 引退後は全日本Jr強化コーチとなり海老沼匡、中矢力といった後のオリンピックメダリストの指導にあたった。また、2001年より一橋大学柔道部コーチ、2016年からは師範となり後進の指導育成にあたっている。
主な戦績
[編集]1993年 インターハイ 中量級 3位 1995年 講道館杯 78㎏級3位 1997年 講道館杯 81㎏級3位 1998年 全日本体重別 81㎏級3位 1999年 全日本実業団 81㎏級準優勝 2001年 全日本実業団 90㎏3位 2001年 全日本柔道選手権出場 2003年 全日本柔道選手権出場
脚注
[編集]1.「入門! 一流の技術」近代柔道 ベースボールマガジン社(2007年10月・11月号 内股・出足払い)