中津万象園
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中津万象園(なかづばんしょうえん)は、香川県丸亀市中津町に在る日本庭園。万象園とも呼ばれ、園内に丸亀美術館が併設されている。
概要
[編集]面積5ヘクタールの池泉回遊式大名庭園は、貞享5年(1688年)に丸亀藩主である京極高豊の命により、丸亀城の城下町に近い中津の浜に面して造られた。庭園名は森羅万象に由来するとされる。京極氏の故郷である近江国の琵琶湖をかたどった八景池が掘られ、帆、雁、雪、雨、鐘、晴嵐、月、夕映と近江八景になぞらえ名付けられた島々が浮かび、橋で巡る事ができる。それとは別に朱塗りの邀月橋も池をまたいで掛かり、園内に彩りを添えている。池に面しては、潮の満ち引きが見られたという観潮楼、その近くには母屋が茶庭に面して建ち、樹齢六百年と言われ傘に似た形を持つ大傘松が広がる。これらの門として、くぐると長生きすると言われる松寿関が設けられている。現在の庭園は1982年に整備公開された。
施設
[編集]- 万象園(日本庭園)
- 邀月橋
- 観潮楼 - 現存最古の煎茶室とされる
- 母屋 - 茶室、前庭に大傘松
- 魚楽亭
- 筆海亭
- 松帆亭
- 松寿関
- 石投げ地蔵尊
- 丸亀美術館
- 本館棟
- 懐風亭 - 庭園の池に面する和風レストラン
- 万象園ホール
-
邀月橋
文化財
[編集]- 丸亀市指定文化財
- 【建造物】中津御茶所(2棟):茶亭(観潮楼)、母屋
- 【名勝】中津万象園
参考文献
[編集]- 「丸亀藩京極家別館 中津万象園 丸亀美術館」パンフレット
関連項目
[編集]文化財
[編集]- 名勝(1975年5月30日に市指定)[1]
脚注
[編集]外部リンク
[編集]座標: 北緯34度17分7.8秒 東経133度46分9.6秒 / 北緯34.285500度 東経133.769333度