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中村優也

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中村 優也
基本情報
本名 中村優也
通称 THE PROBLEM
階級 バンタム級
身長 171cm
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1990-05-04) 1990年5月4日(34歳)
出身地 大阪府八尾市
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 27
勝ち 19
KO勝ち 13
敗け 6
引き分け 2
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中村 優也(なかむら ゆうや、1990年5月4日 - )は、日本男性プロボクサー

大阪府出身。トップスタープロモーション所属(JBC非所属)[1]。日本のボクシング協会に属さないアジアを中心とする海外を主戦場として闘う日本人フリーランスボクサー。

略歴・人物

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小学校時代に極真空手を習いはじめ、中学ではラグビー部にも所属していた[1]。中学校時代、K-1魔裟斗に憧れ、魔裟斗がボクシングトレーニングをしていると聞き、将来のK-1のためにと高校でボクシング部のあるところを探した。その後、WBA世界スーパーフライ級王者の名城信男らを生み出した名門奈良県立奈良工業高等学校に入学[2]。奈良工時代には、インターハイ予選でWBC世界ライトフライ級王者の拳四朗に勝利したこともある。大学は大阪商業大学へ進学するが1年で中退。その後、日本プロボクシング協会加盟のジムには入らずアマチュアジムでボクシングを続けた[2]

日本では「クラブ制度」が主体となっているが、「マネージャー制度」が主体の外国では、マッチメイクマネージメント指導を担当するスタッフらが一か所にまとまっているとは限らず、ボクサー自身が必要な人材を選んで、個々に契約を結ぶことが多い。中村もこうしたスタンスを取りたいとして、フィリピンの選手ライセンスを取得[3]練習場所は国内でもあくまで自分の都合で選び、マッチメイクはFacebookなどのSNSを軸に中村自身で行なっている。フリーランスであることについて「メリットファイトマネーの手取り率がセルフの分だけ高くなること。デメリットは、自分をプロモートする力がないと何もできないこと」と述べている[3]

2019年2月9日、フィリピン・マニラ郊外にて当時井上尚弥の対抗王者とも言われていた、WBA世界暫定王者レイマート・ガバリョ戦。中村はJBCライセンスを持たないフリーランスの選手として初めてメジャー団体の世界王者と戦ったが結果は2RTKO負け。試合後レイマート・ガバリョは戦績を21戦全勝18KOに伸ばした。

『Mr.フリーランス』と呼ばれており、2019年6月に自身が立ち上げたトップスタープロモーションの自主興行も大阪にて行なっている。

元フィリピンルソン島フライ級王者。元WBCアジアバンタム級王者。タイ国バンタム級王者。その他多くのマイナータイトルを獲得。試合中の挑発行為やファイトスタイルから、フィリピンでついた異名はTHE PROBLEM「問題児」である[1]

2019年、AbemaTVの3周年企画「那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円」の挑戦者に名乗りを上げる[4]。その後、トーナメント出場者が発表されたが、中村は代表漏れ。オーディションで約10キロの体重差がある元WBA世界スーパーフライ級王者テーパリット・ゴーキャットジムとのスパーリングを課せられたあげく、なんの連絡もないまま落選となったことに疑問を持つ。また、フリーランスボクサーの挑戦を終わりにしたくないとして、総合格闘技イベントRIZIN」など、ボクシングルールでの試合が可能なリングでの那須川天心戦実現を訴えていく考えだという[5]

プレーヤーだけではなく、プロモーターマネージャートレーナーとしても活動している。

現在はRISEバンタム級王者鈴木真彦のトレーナーをしている[6]

戦績

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  • 27戦19勝(13KO)6敗2分
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2012年4月21日 6R 判定0-3 韋憲銭 中華人民共和国の旗 中国
2 2013年2月15日 1R KO 渡邉大将 日本の旗 日本
3 2013年3月17日 4R 判定3-0 北川孝明 日本の旗 日本
4 2013年11月10日 4R 判定3-0 高橋ひろき 日本の旗 日本
(大阪天神)
5 2014年5月4日 5R TKO ベンジー・バルトロメ フィリピンの旗 フィリピン ルソン島フライ級王座決定戦
6 2014年11月30日 2R KO ロクマド・サントソ インドネシアの旗 インドネシア WBCアジアバンタム級王座決定戦
7 2015年2月8日 1R KO チャナチャイ・ソーシアムチャイ タイ王国の旗 タイ
8 2015年8月30日 6R 判定1-2 小林健太郎 日本の旗 日本
(益羅)
9 2015年10月31日 6R 判定2-0 徐多元 大韓民国の旗 韓国
10 2016年7月9日 4R 判定3-0 馮飛龍 中華人民共和国の旗 中国
11 2016年10月22日 2R KO アフリザル・タンボレシ インドネシアの旗 インドネシア WBFアジアスーパーフライ級王座決定戦
12 2017年8月27日 4R 終了 TKO オスカー・レクナファ インドネシアの旗 インドネシア ABFアジアバンタム級王座決定戦
13 2017年9月30日 1R KO ソーンラム・ソパクル タイ王国の旗 タイ
14 2017年11月5日 1R 負傷 越智大輔 日本の旗 日本
15 2018年2月3日 6R KO ペッチナムチャイ・ソークラウォン タイ王国の旗 タイ PATタイ国インターナショナルバンタム級王座決定戦
16 2018年4月1日 1R TKO 山口亮 日本の旗 日本
17 2018年4月27日 6R 判定3-0 クンジャメス・ソーバンクル タイ王国の旗 タイ
18 2018年7月8日 3R KO ポンパシン・チャレルド タイ王国の旗 タイ
19 2018年8月17日 1R TKO チャンチャイ・ウォーアウト タイ王国の旗 タイ
20 2018年9月23日 2R KO セーンタノン・ワンソンチャイジム タイ王国の旗 タイ
21 2018年12月15日 6R 判定1-0 余友古 中華人民共和国の旗 中国
22 2019年2月9日[7] 2R TKO レイマート・ガバリョ フィリピンの旗 フィリピン
23 2019年4月11日 2R KO ロレン・デル・カスティーリョ フィリピンの旗 フィリピン
24 2019年6月30日 8R 判定3-0 勝田邦裕 日本の旗 日本 WBKアジアスーパーバンタム級王座決定戦
25 2019年11月19日 4R 判定3-0 ハム・ハムダン インドネシアの旗 インドネシア
26 2019年12月28日 1R TKO 裘曉君 中華人民共和国の旗 中国 IBOインターナショナルスーパーバンタム級王座決定戦
27 2022年11月26日 6R 判定0-3 ラル・ディンディアナ インドの旗 インド
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獲得タイトル

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ボクシング

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脚注

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関連項目

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外部リンク

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