中本信幸
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中本 信幸(なかもと のぶゆき、1932年7月6日 - )は、日本のロシア文学者、演劇評論家、翻訳家。神奈川大学名誉教授。
来歴
[編集]栃木県生まれ。東京外国語大学ロシア語科卒。ロシア文学の翻訳、舞台演出などに携わる。1977年神奈川大学外国語学部助教授、1983年教授、2003年退職、のち名誉教授、舞台芸術学院、音響芸術専門学校講師。チェーホフ没後百年祭実行委員会運営委員長。
1992年『桜の園』の新訳・演出を行う。) 2008年ロシア政府からプーシキン・メダルを授与される。
「世田谷・九条の会」呼びかけ人を務めている[1]。
著書
[編集]- 『チェーホフのなかの日本』(大和書房) 1981
翻訳
[編集]- 『子すずめものがたり』(ゴーリキー、麦書房、雨の日文庫) 1959
- 『どろんこさん』(チュコフスキー、麦書房、雨の日文庫) 1959
- 『やさい』(セルゲイ・ミハルコフ、麦書房、雨の日文庫) 1959
- 『ちびちゃん』(ラズモフスキー、麦書房、雨の日文庫) 1959
- 『自由の最初の日』(クルチコフスキー、未來社、てすぴす叢書) 1960
- 『シェイクスピア研究』(モローゾフ、未來社) 1961
- 『ヒクメット詩集』(服部伸六共訳、飯塚書店、世界現代詩集) 1961、のち改題『ヒクメット詩集』(編訳、新読書社) 2002
- 『日本における労働者階級の状態』(ヴェ・フリノフ、刀江書院) 1962
- 『スポーツの魅力』(ア・スヴェトフ、杢代哲雄共訳、ベースボール・マガジン社、スポーツ新書) 1967
- 『ゾーヤとシューラ』(コスモデミヤンスカヤ、青木書店・文庫) 1970
- 『演出家の仕事』下巻(トフストノーゴフ、理論社) 1970
- 『リヒテル - 魅惑の鍵盤』(V・デリソン、新時代社) 1970
- 『チェーホフとチャイコフスキー』(E・バラバノーヴィチ、新時代社) 1971
- 『シェイクスピア』(ア・ア・アーニクスト、明治図書出版、人類の教師5) 1972
- 『私のソルジェニーツィン 前夫人の回想記《時間との論争》』(ナターリヤ・レシェトフスカヤ、サイマル出版) 1974
- 『創造の七日間』(マクシーモフ、河出書房新社) 1975
- 『ボリショイ・バレエの技法 メセレール教則本による基礎と展開』(A・メセレール、西田書店) 1976.12
- 『トラストDE』(イリヤ・エレンブルグ、学習研究社、世界文学全集) 1979.8
- 『エイゼンシュテイン映画演出法講義』(ニージニー、未來社) 1981.1
- 『チェーホフ・クニッペル往復書簡』1 - 2(牧原純共訳、麦秋社) 1984 - 1985
- 『エセルとジュリアス ローゼンバーグ事件、最後の六時間』(レオン・クルチコフスキー、未來社) 1985.6
- 『メキシコ万歳! 未完の映画シンフォニー』(セルゲイ・エイゼンシュテイン、現代企画室) 1986
- 『リュビーモフのタガンカ劇場』(アレクサンドル・ゲルシコヴィチ、リブロポート) 1990.3
- 『かもめ』(アントン・チェーホフ、新読書社) 2006.7