中島一郎
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中島 一郎(中嶋、なかじま いちろう、1897年(明治30年)10月25日[1] - 没年不明)は、大正後期から昭和時代前期の台湾総督府官僚。
経歴・人物
[編集]熊本県菊池郡に生まれる[1]。第一高等学校を経て[2]、1921年(大正10年)4月、東京帝国大学法学部政治学科を卒業[1]。同年、大蔵省に入省し理財局属となる[2]。翌年11月[2]、高等試験行政科に合格[1]。水戸税務署長、両国橋税務署長を経て、1929年(昭和4年)12月、台湾総督府に出仕[1]。
財務局主計課長、台湾電力管理官、台湾官有財産評価委員会幹事、防衛委員会幹事、山地開発調査委員会幹事を経て[1]、1939年(昭和14年)7月に嶺田丘造に代わり財務局長に就任した[3][4]。1943年(昭和18年)退官した[5]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 台湾新民報社 編『台湾人士鑑』呂霊石、1937年 。
- 太田肥州 編『新台湾を支配する人物と産業史』台湾評論社、1940年 。
- 興南新聞社 編『台湾人士鑑』呂霊石、1943年 。
- 秦郁彦『戦前期日本官僚制の制度・組織・人事』東京大学出版会、1981年。
- 秦郁彦編『日本官僚制総合事典1868-2000』第2版、東京大学出版会、2007年。