中島秀夫
中島 秀夫(なかじま ひでお)は、日本の財務官僚、公取官僚。アジア開発銀行予算人事局長や、公正取引委員会事務総局審査局長、同経済取引局長、公正取引委員会事務総長等を歴任。退官後、ホワイト&ケース顧問に就任。
人物・経歴
[編集]東京都出身。1978年 東京大学法学部卒業、大蔵省入省[1]。理財局総務課配属[2]。同期入省者に真砂靖(財務事務次官)、古谷一之(内閣官房副長官補)、中尾武彦(アジア開発銀行総裁)、村尾信尚(ニュースキャスター)、大久保和正(武蔵野大学教授)など。1980年6月 日本貿易振興会(プリンストン大学ウッドローウイルソン・スクール留学)。1982年7月 大臣官房秘書課財務官室調査主任[3]。
1984年7月 成田税務署長。1985年7月 国税庁長官官房企画課長補佐。1986年6月 大臣官房秘書課長補佐。同年11月 派遣職員(アジア開発銀行)。1989年12月 国際金融局国際機構課長補佐。1990年7月 理財局資金第二課長補佐。1992年7月 理財局国債課長補佐(総括・法規)[4]。1992年11月 理財局国債課長補佐兼理財局資金第二課長補佐。1999年7月 財政金融研究所研究部長[5]。2000年7月 国際局調査課長[6]。2001年7月 理財局計画官[7]。2002年からアジア開発銀行予算人事局長を務めたのち[8]、2005年4月 内閣府大臣官房審議官(国際担当)[9]。公正取引委員会審査局長等を経て、2012年 同経済取引局長[1]。
2014年から公正取引委員会事務総長を務め[1]。東日本大震災復旧工事の談合などに対処した[10]。2017年には液化天然ガスの転売制限契約につき拘束条件付き取引として独占禁止法違反にあたるおそれがあるとする報告書を出し、「厳正に対処する」とした[11]。退官後ホワイト&ケース顧問に就任[12]。
脚注
[編集]- ^ a b c 公取委事務総長に中島局長が昇格日本経済新聞2014/1/7付
- ^ 『大蔵省名鑑』時評社、1997年発行、162頁
- ^ 『職員録 昭和58年版 上巻』大蔵省印刷局、1982年11月発行、496頁
- ^ 『職員録 平成5年版 上巻』大蔵省印刷局、1992年11月発行、513頁
- ^ 官報平成11年本紙第2669号 7頁
- ^ 官報平成12年本紙第2914号 10頁
- ^ 官報平成13年本紙第3157号 12頁
- ^ 「中島 秀夫顧問東京」ホワイト&ケース
- ^ 官報平成17年本紙第4147号 12頁
- ^ 毎日フォーラム・霞が関トップに聞く 中島秀夫・公正取引委員会事務総長毎日新聞2016年5月10日
- ^ LNG転売制限「是正を」 公取委、独禁法違反の恐れ日本経済新聞2017/6/29 0:01
- ^ 競争法対応、国際的視点で ホワイト&ケース顧問 中島秀夫氏2017/10/2付日本経済新聞 朝刊
関連項目
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