中島真志

中島真志（なかじままさし、1958年 - ）は、日本の金融学者。博士（経済学）（埼玉大学・2012年）。麗澤大学経済学部教授。

経歴

高知県生まれ。神奈川県立平塚江南高等学校を経て、1981年一橋大学法学部を卒業、日本銀行に入行（人事局副調査役、国際局企画役、金融機構局企画役などを歴任）。
日本銀行金融研究所副調査役、法政大学経済学部非常勤講師、環日本海経済研究所研究主任、金融情報システムセンター（FISC）調査企画部長、名古屋大学大学院国際開発研究科国内客員研究員、国際決済銀行金融経済局支払・決済システム委員会（CPSS）出向などを経て、2006年より現職。2008年日本金融学会中央銀行部会幹事。2012年埼玉大学より博士（経済学）の学位を取得。慶應義塾大学や早稲田大学で非常勤講師も務めている。麗澤大学教育奨励賞^[1]^[2]^[3]^[4]。

などについて提言^[10]　^[11]を行い、その多くが中間整理^[12] (2015年4月）や最終報告書^[13](2015年12月）に盛り込まれた。

などについて提言を行い、その多くが資金決済法の改正に盛り込まれた。^[15]^[16]

その後も、手形交換所の電子化^[17]^[18]、株式等の証券決済の短縮化（T＋2化）^[19]、モバイル決済^[20]、ビットコイン^[21]、携帯番号送金^[22]など、決済システムについて積極的に問題提起を行っている。

　このうち、手形交換の電子化については、2022年11月に、全銀協が「電子交換所」の稼働を開始し、提言が実現した。^[23]

『Swift：グローバル金融ネットワークの全貌』（2024年11月、東洋経済新報社）https://www.amazon.co.jp/s?k=swift&__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&ref=nb_sb_noss
『お札で学ぶキャッシュレス時代とお札の未来』（2021年10月、くもん出版）^[24]
『アフター・ビットコイン２：仮想通貨 vs. 中央銀行－「デジタル通貨」の次なる覇者－』（2020/6月、新潮社）^[25]
『アフター・ビットコイン: 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者』（2017/10月、新潮社） ^[26]
『外為決済とCLS銀行』（2016年、東洋経済新報社）^[27]
『入門企業金融論』（2015年、東洋経済新報社）^[28]
『SWIFTのすべて』（2009年、東洋経済新報社）^[29]
"Payment System Technologies and Functions: Innovations and Developments"（2011年、IGI Global社）^[30]

『ファイナンス入門』（2021年、ミネルヴァ書房、代田純・小西宏美・深見泰孝編著）^[35]
"Analyzing the Economics of Financial Market Infrastructures"（2015年, IGI Global社）^[36]
『ファンドマネジメント大全』（2013年、三好秀和編著、同友館）^[37]
『金融リスクマネジメントバイブル』（2011年、東京リスクマネージャー編、金融財政事情研究会）^[38]
『金融システム論の新展開』（2008年、黒田晁生編、金融財政事情研究会）^[39]