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中島流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

中島流日本砲術の流派のひとつ。

概要

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開祖は大坂出身の中島太兵衛長守(1694-1762)。斎藤新蔵に武衛流砲術を、大野宇右衛門に自得流砲術を、佐々木浦右衛門に佐々木流砲術を学び、三派の長所を取捨選択して中島流砲術を確立した[1]。 矢を一度に発射する連矢砲、煙硝硫黄松脂樟脳などを混合した火薬による炮録玉を特徴とした砲術である。

中島流砲術の秘伝集には、「砲術を賤しき業という人は、火砲を知らぬ愚将と知れ」と記載、砲術軽視の武将を愚将としている[2]。 「中島流炮術管䦰録」は図面が多く、鉄砲に始まり、大筒の棒火矢近町など棒火矢や焙烙玉発射の架台、木砲の製作法、運用法がわかりやすく記載されている[3]

森重流砲術の流祖・森重都由、大塩平八郎[4]、窪田勝英(窪田清音の父)が中島流砲術を習得しており[5]真田幸貫も鉄砲研究のため、近臣に学ばせており[6]、様々な流派に影響を与えた。

脚注

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