コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

中山文樹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

中山 文樹(なかやま ふみき[1]/ぶんじゅ[2]1862年5月13日(文久2年4月15日[3][注 1]) - 1923年(大正12年)12月21日[2])は、明治から大正時代の政治家銀行家醸造家大地主[1]貴族院多額納税者議員

経歴

[編集]

中山好樹の長子として[1]肥前国南高来郡島原城下(長崎県南高来郡島原町を経て現島原市)に生まれ、10歳にして家督を相続する[3]。旧島原藩儒の白井嘉氏に文学を学ぶ[1]

1871年(明治4年)清酒醸造業を始める[1]1891年(明治24年[1])島原銀行[注 2]、ついで島原貯金銀行[注 3]を創立し各頭取を務めた[3]。ほか、所得税調査委員、1889年(明治22年)4月[1]、島原町会議員、南高来郡会議員、長崎県農工銀行[注 4]設立委員、同農工銀行取締役、日本赤十字社特別社員を歴任した[3]

1898年(明治31年)長崎県多額納税者として補欠選挙で貴族院議員に互選され、同年11月10日から[4]1904年(明治37年)9月28日まで務めた[2]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 『日本現今人名辞典』なノ53頁では文久3年4月生。
  2. ^ 大正14年破産。
  3. ^ 明治37年解散。
  4. ^ みずほ銀行の前身行のひとつ。

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g 日本現今人名辞典発行所 1903, なノ53頁.
  2. ^ a b c 衆議院、参議院 1960, 205頁.
  3. ^ a b c d 金井 1899, 長崎県 中山文樹君.
  4. ^ 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、9頁。

参考文献

[編集]