中山文樹
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中山 文樹(なかやま ふみき[1]/ぶんじゅ[2]、1862年5月13日(文久2年4月15日[3][注 1]) - 1923年(大正12年)12月21日[2])は、明治から大正時代の政治家。銀行家。醸造家。大地主[1]。貴族院多額納税者議員。
経歴
[編集]中山好樹の長子として[1]、肥前国南高来郡島原城下(長崎県南高来郡島原町を経て現島原市)に生まれ、10歳にして家督を相続する[3]。旧島原藩儒の白井嘉氏に文学を学ぶ[1]。
1871年(明治4年)清酒醸造業を始める[1]。1891年(明治24年[1])島原銀行[注 2]、ついで島原貯金銀行[注 3]を創立し各頭取を務めた[3]。ほか、所得税調査委員、1889年(明治22年)4月[1]、島原町会議員、南高来郡会議員、長崎県農工銀行[注 4]設立委員、同農工銀行取締役、日本赤十字社特別社員を歴任した[3]。
1898年(明治31年)長崎県多額納税者として補欠選挙で貴族院議員に互選され、同年11月10日から[4]1904年(明治37年)9月28日まで務めた[2]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]- 金井確資 編『貴族院多額納税議員列伝』金井確資、1899年 。
- 『日本現今人名辞典』日本現今人名辞典発行所、1903年 。
- 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、貴族院事務局、1947年。
- 衆議院、参議院 編『議会制度七十年史 第1』大蔵省印刷局、1960年 。