中山手カトリック教会
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中山手カトリック教会 | |
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座標: 北緯34度41分51.7秒 東経135度11分27.3秒 / 北緯34.697694度 東経135.190917度 | |
国 | 日本 |
教派 | カトリック教会 |
中山手カトリック教会(なかやまてカトリックきょうかい)は、神戸市中央区中山手通1丁目28-7にあったカトリック教会。
概要
[編集]- 元々は居留地37番(現在の大丸神戸店付近)に明治3年(1870年)建設された神戸最古の教会であった[1]。
- 阪神大震災での倒壊後廃統合されて、同地には現在カトリック神戸中央教会[2]が建つ。
- あけの星幼稚園を併設していた。
歴史
[編集]- 慶応4年(1868年)6月、居留地にフランス人宣教師ピエール・ムニクウ神父が伝道所を開設。
- 明治3年(1870年)4月、伝道所に聖堂を献堂。初代司祭はムニクウ。
- 明治4年(1871年)、2代目司祭エメ・ヴィリヨン。
- 大正12年(1923年)12月、老朽化のため4代目司祭P.ファージュにより現在地へ新築移転、神戸最大の聖堂だった。
- 昭和20年(1945年)6月、空襲により聖堂全焼、ファージュは焼夷弾を消し止めて手足と顔面にひどい火傷を負い、75歳で聖堂と共に最後を遂げた。
- 昭和23年(1948年)、復興に取り掛かる。昭和25年(1950年)完成。
- 昭和31年(1956年)ゴシック風聖堂修復再建工事完成。
- 昭和41年(1966年)フランス・シャルトルへ発注のステンドグラス取り付け完了。このステンドグラスは、20世紀を代表するステンドグラスの作家ガブリエル・ロワールが、同教会のために特別に製作。聖書に記されている20の物語からなる約40枚がはめ込まれていた。厚いガラスを用いた「ダル・ド・ベール」と呼ばれる製法のため、震災時にもステンド・グラスは破損を免れた[注釈 1]。
- 平成7年(1995年)1月17日、阪神大震災により聖堂半壊・司祭館全壊[3]。
- 平成10年(1998年)聖堂の解体工事
- 平成11年(1999年)5月23日、下山手カトリック教会・灘教会と統合されてカトリック神戸中央教会となる。
- 平成16年(2004年)10月23日、跡地にカトリック神戸中央教会の聖堂が献堂される。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]- 『兵庫県大百科事典 下巻』神戸新聞出版センター、1983年。ISBN 978-4875211006。