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中山手カトリック教会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中山手カトリック教会
地図
座標: 北緯34度41分51.7秒 東経135度11分27.3秒 / 北緯34.697694度 東経135.190917度 / 34.697694; 135.190917
日本の旗 日本
教派 カトリック教会
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中山手カトリック教会(なかやまてカトリックきょうかい)は、神戸市中央区中山手通1丁目28-7にあったカトリック教会

概要

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歴史

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  • 明治元年(1868年)6月、居留地にフランス人宣教師ピエール・ムニクウ神父が伝道所を開設。
  • 明治3年(1870年)4月、伝道所に聖堂を献堂。初代司祭はムニクウ。
  • 明治4年(1871年)、2代目司祭エメ・ヴィリヨン
  • 大正12年(1923年)12月、老朽化のため4代目司祭P.ファージュにより現在地へ新築移転、神戸最大の聖堂だった。
  • 昭和20年(1945年)6月、空襲により聖堂全焼、ファージュは焼夷弾を消し止めて手足と顔面にひどい火傷を負い、75歳で聖堂と共に最後を遂げた。
  • 昭和23年(1948年)、復興に取り掛かる。昭和25年(1950年)完成。
  • 昭和31年(1956年)ゴシック風聖堂修復再建工事完成。
  • 昭和41年(1966年フランスシャルトルへ発注のステンドグラス取り付け完了。このステンドグラスは、20世紀を代表するステンドグラスの作家ガブリエル・ロワールが、同教会のために特別に製作。聖書に記されている20の物語からなる約40枚がはめ込まれていた。厚いガラスを用いた「ダル・ド・ベール」と呼ばれる製法のため、震災時にもステンド・グラスは破損を免れた[注釈 1]
  • 平成7年(1995年1月17日、阪神大震災により聖堂半壊・司祭館全壊[3]
  • 平成10年(1998年)聖堂の解体工事
  • 平成11年(1999年5月23日下山手カトリック教会・灘教会と統合されてカトリック神戸中央教会となる。
  • 平成16年(2004年10月23日、跡地にカトリック神戸中央教会の聖堂が献堂される。

脚注

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注釈

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  1. ^ ステンド・グラスは聖堂の解体工事の際に取り外され、旧聖堂の祭壇後ろ部分に設置されてい部分は、2004年に同所に再建されたカトリック神戸中央教会の聖堂に再利用された。ほかのステンド・グラスは、2008年に高松のカトリック桜町教会の一部が転用。残る部分は長く倉庫に保管されていたが、2015年10月に完成した宮崎市のカトリック宮崎教会の新聖堂に設置された。

出典

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参考文献

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  • 『兵庫県大百科事典 下巻』神戸新聞出版センター、1983年。ISBN 978-4875211006 

関連項目

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