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中央競馬実況中継 (STVラジオ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中央競馬実況中継
ジャンル スポーツ中継番組
放送方式 生放送
放送時間 土曜日・日曜日を中心とした中央競馬開催日 15時台
放送局札幌テレビ放送→)
STVラジオ
パーソナリティ (本文参照)
特記事項:
土曜:「明石のいんでしょ大作戦!」、日曜:「草野あずみのハッピー競馬」、祝日などの平日:「まるごと!エンタメ〜ション」の番組内で中継。夏季の函館札幌開催時は自社制作を行い、それ以外の時期はアール・エフ・ラジオ日本(土曜日)、ニッポン放送(日曜日)、MBSラジオ(土曜・日曜とも。土曜日はラジオ関西からの受託制作)のネット受け。
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中央競馬実況中継(ちゅうおうけいばじっきょうちゅうけい)はSTVラジオが毎週土曜・日曜日に放送している中央競馬中継番組である。

概要

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東西主場のメインレースをネット受けする他、6月から9月にかけて行われる北海道開催分(函館競馬場札幌競馬場)の準メイン・メインレースを自社制作・中継し放送する。

土曜・日曜14時・15時台に放送される自社制作のワイド番組(土曜:「明石のいんでしょ大作戦!」、日曜:「草野あずみのハッピー競馬」)の内包番組として放送される。但しいずれも各レースそれぞれ発走直前から放送される内包コーナーとして放送され、レース実況のみの放送となる。当日放送された全レースの結果と払戻金については当番組終了後の16時台の自社制作のワイド番組のスタジオにてまとめて伝えられる。

1月5日の中山金杯京都金杯開催日や12月28日のホープフルステークス開催日、月曜日や金曜日の祝日など3日間開催などで平日に中央競馬が開催される場合、当日行われるメインレースを中心に当番組が放送される。この場合でも、通常平日15時台の自社制作のワイド番組(現在はまるごと!エンタメ〜ション)の内包番組として放送される[1]。また、12月24日のラジオ・チャリティー・ミュージックソンなど競馬開催日に特番で通常の内包先番組が休止する時も、当番組は内包コーナーとして通常通り放送する。

ネットワーク

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通常は土曜日の東日本主場メインレースはラジオ日本(RF)、関西開催分をラジオ関西(CRK:MBSと提携)、日曜日が関東開催分をニッポン放送(LF)、関西開催分をMBSラジオ(MBS)のネットを受けて放送する。

STV制作の実況は重賞競走であれば、土曜日がラジオ日本[2]へ、日曜日はニッポン放送[3]・ラジオ日本の両局にサイマル放送を行う[4][5]

東日本主場

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東京中山が該当。両局は夏季福島新潟開催時も自社制作を行うが、当番組ではRFC・BSNからネット受け。

西日本主場

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京都阪神、夏季開催や両競馬場代替開催時の中京小倉が該当。また、第3場としての小倉(2019年より[6])開催時や、主に土曜日などCBCが中継を行わない場合に加え、G1競走の高松宮記念チャンピオンズカップ開催時の第3場としての中京開催時もMBS制作分を重賞レースのみネット受けする。 祝日などの平日開催時『GOGO競馬ホリデー!』などで放送する場合、当日放送する制作局のメインレースのみネットする。[7]

放送されるレース

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土曜日と日曜日、並び平日開催時では放送されるレースの数が異なる。下記に示す。

北海道開催以外
  • (土曜日・平日開催時)関東と関西の各メイン競走を放送。第3場で重賞が行われる場合はそのレースを放送することがあり、関東・関西の各メイン競走どちらかはネットしない。平日開催時も同様。
    • 一例として、2022年4月23日は、福島(福島牝馬ステークス)と東京の各メイン競走をネットし、阪神のメイン競走はネットしなかった[8]
  • (日曜日)関東の準メイン競走及びメイン競走、関西メイン競走を放送[9]。第3場で重賞が行われる場合は、関東・関西・第3場の各メイン競走を放送。
北海道開催時
  • (土曜日)札幌函館のメインとその前の競走(※)を放送
    • (※)第10競走・第11競走を放送[10]
  • (日曜日)札幌・函館で行われる後半2レース(※)、東日本主場(東京・福島・新潟)、西日本主場(阪神・中京・小倉)のメイン競走(主に重賞競走)を放送。3レースまでの放送であるが、札幌・函館のレースが優先される。このため、当日東西主場両方で重賞競走が行われる場合でも、東日本主場のレースのみ放送。
    • 一例として、2022年8月14日は札幌第10・11競走を中継し、関屋記念(新潟)をネット。小倉記念はネットしなかった[11]
    • (※)第10競走・第11競走を放送[12]

2023年現在、中継するレースの数は北海道開催の有無に関わらず、土曜日は2レース・日曜は3レースとなっている。

北海道開催時の実況担当

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2名がレース前の進行と実況担当に分かれて、中継を行う。2022年までニッポン放送、RFラジオ日本への二重制作がある場合、自社分の進行担当がRF向けの実況を兼務していた[13]

  • 溝渕信(イメージランド→北海道PR広告社所属)
    • STVだけでなく、在道各局を中心にラジオ・テレビ番組等の制作請負を行う会社に所属し、本職はディレクター。他局へネットする場合は便宜上「STVラジオの溝渕信アナウンサー」と紹介される。
    • 1989年から1991年にかけて、平日夜ワイド時間帯で放送された『夜は金時』に覆面パーソナリティ『ミスターSHINN』として出演。競馬ゲームを使った実況の真似事(「夜金エキサイト競馬」)がきっかけで、番組終了後の1993年頃から正式に中央競馬中継を担当する。
  • 太田裕士(オフィスボイス所属)
過去

イレギュラー編成

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ファイターズ中継実施時

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2007年より、プロ野球北海道日本ハムファイターズのデーゲーム中継(『STVファイターズLIVE』。2010年まで『STVラジオ ファイターズスタジアム』)が年度によって随時行われるようになったが、土日などの開催時でも競馬中継は優先し、野球中継を一時中断して放送する。この場合でも中継レース数は通常と同じであり、各レース毎に発走直前に野球中継を一時中断し[14]、競馬中継まではスタジオ担当者が進行。レース終了後に野球中継を再開する編成を取る。また、全レースの結果と払戻金については野球中継終了後にスタジオ担当者がお伝えする。

  • 2007年から2009年までは、日曜のみ『サンデーミュージックファイター』の番組内でデーゲーム中継を実施。競馬中継は野球中継中断する形で放送。スタジオ進行はミュージックファイター同様、ようへいが務めた。一方、土曜は2016年まで『日高晤郎ショー』を最優先し、デーゲーム中継は組まれなかった為、通年日高晤郎ショーの番組内で競馬中継を放送した。
  • 2010年よりサンデーミュージックファイターに代わり、『Yo!Hey!サンデー!』が開始すると日曜のデーゲーム中継の放送はなくなり、競馬中継は通年同番組内のコーナーとして放送された(2015年度まで。2016年度のみ、喜瀬と通夫の日曜楽楽生ワイド)。但し、この期間中もデーゲーム中継が臨時に実施されたことがあり、この場合はいずれもようへいサンデーを15時まで短縮、競馬中継はデーゲーム中継内で実施。スタジオ進行はミュージックファイター同様、ようへいが担当した。実施日は以下の通り。
    • 2010年9月26日 対西武戦(札幌ドーム最終戦であったため)
    • 2013年6月9日 対ヤクルト戦(NRN独占カードのヤクルト主催試合であったため。6月8日のヤクルト戦はSTVが放送しなかったため、HBCラジオが中継した)
  • 2017年から2020年まではSTVラジオがファイターズ全試合中継を行う為、シーズン中は土曜は『GO!GO!サタデー[15]』、日曜は『喜瀬ひろしの楽楽日ようび』(2017年度のみ)→『GO!GO!サンデー』(2018~2020年)のフロート番組としてデーゲーム中継を実施。競馬中継も両番組の内包番組として、デーゲーム中継放送時は一時中断して放送された。いずれもデーゲーム開催・非開催問わずスタジオ進行は両番組のパーソナリティが務めた。

変則開催に伴う対応

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レースの格・日程編成によっては、ネット先のラジオ日本・MBSラジオが札幌競馬場・函館競馬場から自社制作を行う場合がある。いずれの場合もSTVラジオが技術協力を行う。

  • 2019年まで、8月に札幌競馬場で開催のワールドオールスタージョッキーズの当日はラジオ日本・MBSラジオが現地から自社制作を行っていた。3年ぶりに再開した2022年以降はラジオ日本は現地から自社制作を行わずSTV制作をネット、最終競走となる第4戦はSTVが裏送り制作を行う。
  • 2024年は、新潟競馬場で暑熱対策の一環として、競走時間帯の拡大が行われる期間は西日本主場で開催が無いため、MBSラジオでは札幌に乗り込み自社制作行った。また、ラジオ日本は新潟競馬はレースを休止をする時間が3時間半程あるため、札幌競馬の第5競走からメインレース含めMBS制作をネット[16]、STV制作の実況はニッポン放送のみにネットされる。2024年7月28日に行われた道新杯クイーンステークスが最初の事例となった。
  • 2024年10月12日は京都・新潟、14日(スポーツの日)は東京・新潟の2場開催となる変則3日間開催となった為、両日とも新潟メイン競走も放送。いずれも新潟放送(BSNラジオ)が当日制作を行わなかった為、ラジオ日本からネット受けして放送した。

脚注

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  1. ^ 2023年9月までは、まるごと!エンタメ〜ションの放送時間が16時までであったため、結果と払戻金については平日16時台の吉川のりお スーパーLIVEにて伝えていた。
  2. ^ 函館2歳ステークス札幌2歳ステークスが該当。
  3. ^ 夏季福島と新潟開催時のみネット受けする。2020年まではメインレースが特別競走でもネット受けしていた。
  4. ^ 2020年まで自社放送分をニッポン放送へネットし、ラジオ日本へは裏送りを行っていた。ただし、ニッポン放送がネット受けしない場合、ラジオ日本に自社放送分をネットした。
  5. ^ 2021年は札幌記念を除いた日曜の重賞競走でLF・RF両局へサイマル放送が行われた。2022年は函館記念から、二重制作を再開した。
  6. ^ 2018年まではKBCラジオ制作の『GOGO競馬サンデー!ダイナミックジョッキー』の実況レースをネット受け。
  7. ^ 主にラジオ関西がMBSに制作委託して放送するが、成人の日などのナイターオフシーズン時の三日間開催の平日開催日やホープフルステークス開催日や1月5日の中山金杯京都金杯開催日などは土曜であってもMBSで放送される場合がある。
  8. ^ 4月23日(土)・24日(日)放送 | 中継レース日程 | 中央競馬実況中継 | STVラジオ - STVラジオホームページ。2022年4月22日投稿。
  9. ^ 2012年3月25日までは関東の最終競走もニッポン放送から裏送りを受けて放送していた。
  10. ^ 2010年まで薄暮開催時は第8競走・第9競走
  11. ^ 8月13日(土)・8月14日(日)放送 | 中継レース日程 | 中央競馬実況中継 | STVラジオ - STVラジオホームページ。2022年8月12日投稿。
  12. ^ 2011年までは最終競走を含む。2010年まで薄暮開催時は第8競走〜第10競走
  13. ^ 日曜日の重賞開催日が該当。ただしRF向け裏送りは溝渕が担当することがほとんどで、その場合、2022年までRF『日曜競馬実況中継』の当該時間帯司会担当者を名指しして実況を終えていた。2021年は札幌記念のみ二重制作が行われた。
  14. ^ その場合はスタジオ担当者からお断りのアナウンスが入る場合がある。
  15. ^ 2019年のみオフシーズンにも放送。
  16. ^ 中断期間中の日曜日の12時台はMBSでは未放送の為、ラジオ日本へ裏送りする。

関連項目

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外部リンク

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