両角長彦
表示
誕生 |
1960年2月25日(64歳) 日本・埼玉県川越市 |
---|---|
職業 | 小説家、推理作家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 学士(経済学) |
最終学歴 | 一橋大学経済学部卒業 |
活動期間 | 2010年 - |
ジャンル | 推理小説 |
主な受賞歴 | 日本ミステリー文学大賞新人賞(2009年) |
デビュー作 | 『ラガド 煉獄の教室』(2010年) |
[1] -)は、日本の小説家・推理作家。埼玉県川越市生まれ。北海道大学教養部理Ⅲ系中退、一橋大学経済学部卒業。
(もろずみ たけひこ、1960年2月25日経歴
[編集]タウン誌編集部勤務など様々な職を経て、2009年、『ラガド 煉獄の教室』(応募時のタイトルは『ラガド』)で第13回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞[2]。2010年、同作でデビュー。2012年、「この手500万」で第65回日本推理作家協会賞(短編部門)の候補になる[3]。2014年、『ハンザキ』で第17回大藪春彦賞の候補になる。
デビュー前のアマチュア時代に三枝蝋名義で、早川書房『S-Fマガジン』の「リーダーズ・ストーリイ」や、講談社『小説現代』の「ショートショート・コンテスト」に短編やショートショートを投稿しており、何度も作品が入選し掲載されている。
作品
[編集]単著
[編集]- ラガド 煉獄の教室(2010年2月 光文社 / 2012年3月 光文社文庫)
- 大尾行(2012年6月 光文社 / 2014年12月 光文社文庫)
- デスダイバー(2013年4月 PHP研究所)
- 便利屋サルコリ(2013年11月 光文社 / 2015年12月 光文社文庫)
- 収録作品:最小限の犠牲 / 疲れる夢 / 斬る / 天罰 / ミマデラの餌食 / 猫探し / 学校じゃ教えてくれないこと / 人間鯉 / 尾行練習 / メンバー紹介 / 合格率120パーセント / いつどこでとは言えないが / 死んだ子の年齢
- ハンザキ(2014年2月 双葉社 / 2016年9月 双葉文庫)
- 収録作品:この手500万 / 一階まで / 乗るな! / 断食する容疑者 / 自己責任 / 持論 / ハイドランジャーに訣れを / 待ったの神様 / 地下闘技場 / まだ遅くない / 不可触
- ブラッグ 無差別殺人株式会社(2014年4月 実業之日本社文庫)
- 収録作品:三人とも / 二種類 / 惨劇のあとで / 一億円捨てる / しゃべるのやめたらしぬ / 丑の刻サービス / 違う違う / わかっていない標的 / 入社試験 / わかっている標的 / 夜の散歩 / ラッキーアイテム / 反社長派全員処刑 / 轢断 / 虐殺慰安旅行
- 臓器賭博(2015年3月 角川文庫)
- 人間性剥奪(2016年6月 光文社)
- 解決人(2017年1月 光文社)
- 収録作品:上司交替 / パトロンがいるから / 天使虐殺 / 静かな教室 / 道場破り / いかにもげ / 実験
- メメント1993 34歳無職父さんの東大受験日記(2017年9月 KADOKAWA)
- 困った作家たち 編集者桜木由子の事件簿(2018年1月 双葉文庫)
- 収録作品:最終候補 / 七分の力 / 盗作疑惑 / 紙とペン / 口述密室 / 学歴詐称 / 死後発表 / 良い筆名 / 公開中止 / 借りた本 / 偽愛読者
アンソロジー
[編集]「」内が両角長彦の作品
- ザ・ベストミステリーズ 2012 推理小説年鑑(2012年5月 講談社)「この手500万」
- 【分冊・改題】Junction 運命の分岐点 ミステリー傑作選(2015年4月 講談社文庫)
- ザ・ベストミステリーズ 2015 推理小説年鑑(2015年5月 講談社)「不可触」
- 憑きびと 「読楽」ホラー小説アンソロジー(2016年2月 徳間文庫)「にんげんじゃないもん」
- 短篇ベストコレクション 現代の小説2016(2016年6月 徳間文庫)「頼れるカーナビ」
- 短篇ベストコレクション 現代の小説2017(2017年6月 徳間文庫)「給餌室」
- 推理作家謎友録 日本推理作家協会70周年記念エッセイ(2017年8月 角川文庫)※エッセイアンソロジー「私が君を守る」
アマチュア時代の投稿作品
[編集]- 配剤(早川書房『S-Fマガジン』2000年12月号)
- かたづけられない(講談社『小説現代』2001年4月号)
- 時限狂気(早川書房『S-Fマガジン』2002年11月号)
- 帰れない理由(講談社『小説現代』2002年11月号)
- わが家の伝統(講談社『小説現代』2003年3月号)
- 最後の光景(講談社『小説現代』2003年6月号)
- 悪ふざけ(早川書房『S-Fマガジン』2004年3月号)
- 知らないほうがよかったこと(早川書房『S-Fマガジン』2005年2月号)
- そうだよなあ(講談社『小説現代』2005年3月号)
- 当意即妙(早川書房『S-Fマガジン』2005年5月号)
- ビデオレター(早川書房『S-Fマガジン』2005年6月号)
- 説得(早川書房『S-Fマガジン』2009年8月号)
単著未収録短編
[編集]- 3時間56分(光文社『小説宝石』2010年8月号)
- 無名が有名に勝つ(集英社『小説すばる』2011年10月号)
- 自分から言ってくれる?(集英社『小説すばる』2012年4月号)
- あなたを肯定します(光文社『小説宝石』2012年10月号)
- いれかわる(集英社『小説すばる』2013年2月号)
- 妻を差し出す(集英社『小説すばる』2013年3月号)
- 効いてくる(集英社『小説すばる』2013年6月号)
- 宇宙の修行者(光文社『SF宝石』2013年8月20日発行)
- にんげんじゃないもん(徳間書店『読楽』2014年2月号)
- 美の秘訣(光文社『小説宝石』2014年3月号)
- 餓死室(集英社『小説すばる』2014年6月号)
- 超能力対決(光文社『小説宝石』2014年6月号)
- AEDの神様(徳間書店『読楽』2014年10月号)
- 鍵束と嘘(光文社『小説宝石』2014年10月号)
- しるし(集英社『小説すばる』2014年11月号)
- 百鬼夜行列車(実業之日本社『月刊ジェイ・ノベル』2014年12月号)
- 店番(光文社『小説宝石』2015年1月号)
- 何も起きてはいない(徳間書店『読楽』2015年2月号)
- 忘れ物(光文社『小説宝石』2015年2月号)
- 居場所なし(徳間書店『読楽』2015年4月号)
- 懸賞金(光文社『小説宝石』2015年4月号)