両声類
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両声類(りょうせいるい)は、男性・女性のどちらの声も発声できる人物を両生類になぞらえた俗語。つまり、男性で女性の声も発声できたり、女性で男性の声も発声できる人物のことである[1]。
概要
[編集]両声類とは、その人物の身体的な性別に関わらず、その人物の身体的な性とは別の性別の声をボイスチェンジャー等を利用せずに出すことができる人物のことである[2]。
発声
[編集]男性の場合、裏声またはミックスボイスを用いて女性のような声(女声)を出す。稀に地声のまま女声を出せる場合もある[3]。女性の場合は声を低くし、エッジボイスと呼ばれるがらがらした声の発声法を用いて男性のような声(男声)を出す。
活動
[編集]両声類と呼ばれる人の中には、動画共有サービスやSNSなどにその特技を活かした作品(歌ってみた、釣り動画[4]等)を公開している人がいる[1]。また、バーチャル美少女受肉を行う際に、ボイスチェンジャー等を利用せずに女性の声を出す男性のことも両声類と呼ぶ。
主な活動者
[編集]- いかさん - 女性アーティスト[5]。
- 96猫 - 女性歌い手。
- 赤飯 - オメでたい頭でなによりというバンドの男性ボーカル。
- ピコ - 男性歌手。
- まふまふ - 男性歌手。
- 悠以 - 歌手。男性として生まれたが女性としての気持ちを持つ性同一性障害を公表している[6]。
- ふぇありす - 男性動画投稿者。女性の3Dモデルを持ち、バーチャルYouTuberとして活動している。
- パカエル - 男性動画投稿者。中性的なモデルを持ち、バーチャルYouTuberとして活動している。
- ちぇるしー - 男性動画投稿者。ちぇるとしーで男と女の声を使い分け活動している。
脚注
[編集]- ^ a b “"両声類"りゃくさん、声優・松本梨香さんの前で「ポケモン」熱唱”. ニコニコニュース (2011年5月25日). 2019年8月24日閲覧。 “"両声類"とは幅広い音域を持ち、ひとりで男性と女性の声を使い分ける人のことをいう。”
- ^ “「両声類」ピコ、末期腎不全を告白 歌い手仲間からはエール続々「待ってるよ!!!!!」”. J-CASTニュース (2019年8月16日). 2019年8月24日閲覧。 “ピコさんは、男女どちらの声質も併せ持つ「両声類」の男性シンガーだ。”
- ^ “基礎からしっかり女声解明!!両声類講座【地声アプローチ基礎・入門編】”. YouTube. 2021年9月12日閲覧。
- ^ 通話アプリ等で声を変え、相手を驚かせるドッキリのような動画。釣り#比喩・派生語も参照。
- ^ イケボ1位は福山雅治、カワボ1位は花澤香菜!83%が「声」で恋に落ち、75%が「両声類」に憧れる?調査結果が明らかに
- ^ 尼崎出身の「両声」シンガー悠以さん、全国CDデビュー
関連項目
[編集]- バ美肉 - バ美肉(ばびにく)を行っている人物のなかには両声類も存在する
- バーチャルYouTuber
- ミックスボイス
- メラニー法